■[漫画]近くて遠い隣人「「AIの遺電子」1巻
AIの遺電子(1)(少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:山田 胡瓜
出版社:秋田書店( 2016-04-08 )
試し読みAIの遺電子|秋田書店:
作者twitter:山田胡瓜(@kyuukanba)さん | Twitter
Kindle版:AIの遺電子 (1)
AlphaGOのお陰で昨今話題の人工知能(AI)ですが、
この作品はAIを搭載したヒューマノイドの人権が認められた近未来を舞台にした作品です。
主人公の須堂は助手のリサと医院を営むお医者さま。
しかし彼には非合法なAI治療も受けるモッガディートという名の裏の顔も持っていて…
ブラックジャックとピノコの組み合わせみたいな二人が主人公の医療モノなので、
ある意味チャンピオンらしい作品と言えますが、
扱っている内容が近未来SFであり、
バックアップや感情制御といったAIらしいテーマを扱っているため、
中々考えさせられる話が多くて面白いです。
ヒューマノイドだから成長できないのかという苦悩や、
ヒューマノイドの彼女と人間の彼氏という関係に悩む青少年と、
異色ながらハッピーエンドの話もあったりと面白いんですよね。
人間の須堂とヒューマノイドのリサという主人公の二人からして興味深いですし、
何よりリサが可愛いのが良いと思います。
ちなみにこの作者の山田胡瓜さんは元ITmedia記者という変わった経歴をお持ちの人です。
アフタヌーンで四季賞を獲ってから本格的に漫画家として活動し始めて、
前職の関係でITmediaで「バイナリ畑でつかまえて」を連載していたんですよね。
そこでも人工知能と関連した話「人類は投了しました」も面白いので読んでみることをお勧めしますよ。
余談ですが絵柄を見てたら「交通事故鑑定人 環倫一郎」の樹崎聖さんを思い出しました。
ちょっと雰囲気似てる気がしないでもない?
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