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:: 2016/4/17 日曜日::

■[漫画]圓明流の想い「修羅の刻」17巻

修羅の刻(17) (講談社コミックス月刊マガジン)
著者/訳者:川原 正敏
出版社:講談社( 2016-04-15 )

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この昭和編で「修羅の刻」シリーズが完結するのでは…?
と16巻の時に心配していましたが杞憂だったようですね。
あとがきで作者自身がちゃんと否定していたので安心しましたよ。
でもまあ、確かに完結するのではと心配するのも仕方ないと思いますよ。
それくらいに特異的で印象的なのがこの昭和編なんですから。

陸奥九十九の生母である静と出会った不破現とケンシン・マエダ。
静流という女性に惹かれつつある現とケンシンの二人が、
奇妙な同居生活は陸奥真玄が帰宅したことで終わりを告げる。
衰えた元・陸奥と戦おうとせず去ろうとしたケンシンに対して、
現は不破として戦うことを提案し…

心臓に欠陥を抱えながらも陸奥であろうとした静流と同じように、
心に欠陥を抱えながらも不破であることから逃げられない現が好対照でしたね。
そんな二人だからこそ陸奥九十九の両親であることに納得があります。
ケンシン・マエダとの決闘の後に心が壊れていた九十九だけど、
ある意味、現の心の欠陥が遺伝していたのかなぁ、と今更ながらに思いますね。

第弐門の終盤で明かされた九十九の父親ですけど、
雷電のこともあってケンシン・マエダがそうだと思っていただけに、
意外感はありながらも読み終わったら納得感もあった昭和編でした。

それにしても昭和まで時間軸が進んでしまったけど、
次はどの時代のどの陸奥が描かれるんでしょうね。
個人的には平将門あたりかと思ってるんですけど…
うーん、どうなるのかなぁ。

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