■[ラノベ]恋するタバサが可愛くて…「ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険」3巻
ゼロの使い魔外伝 タバサの冒険3 (MF文庫J)
著者/訳者:ヤマグチノボル
出版社:メディアファクトリー( 2009-03-25 )
定価:¥ 609
文庫
ISBN-10 : 4840127271
ISBN-13 : 9784840127271
作者サイト:hexagon
絵師サイト:DO-RAKU7 ~道楽っぽいブログ的な何か~:So-net blog
ゼロの使い魔で人気のタバサを主人公にした番外編も三冊目。
本編では女王となった為に主だった出番が減ってしまいましたが、
この番外編では恋するタバサが読めるのでタバサ分を補給ですよ。
今回の内容はタバサの花壇騎士としての活躍は少なく、
使い魔シルフィードを主人公とした二人の出会いの話と、
タバサの初恋、才人をどういった風に意識しだしたのか、
そして明るかったタバサが冷徹な騎士になった経緯のお話。
やはり見所はタバサの初恋でしょうねー
本編の進行をタバササイドで読むことが出来るんですが、
まだ幼い恋心が揺れ動き、シルフィードがそれにキュイキュイ言うという、
何とももどかしくて、愛らしいんですよね。
特に才人がティファニアを庇ってやられそうになった時に飛び出せなかったことを悔やむくだり!
もうね、タバサ可愛すぎ。
そして最後の「タバサの誕生」は喜怒哀楽があったタバサがまだシャルロットという名だった頃、
祖父の臨終と父の謀殺、更には伯父による母の心の喪失で幸せの時は唐突に終わり、
従姉にはキメラドラゴンの抹殺という「死んでこい」と同義の指令が下される…
それでもキメラの森での狩人ジルとの出会いと別れを経て、怒りを知り、喜怒哀楽が減り、
冷徹な暗殺者としての心になっていくタバサが描かれており、物悲しいものがあります。
個人的には今までの番外編の中では一番好きだったかな。
できれば本編でも出番が増えてくれれば良いんだけどなぁ…
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