■[漫画]白い鷹と光の鷹「ベルセルク」38巻
ベルセルク 38 (ヤングアニマルコミックス)
著者/訳者:三浦建太郎
出版社:白泉社( 2016-06-24 )
Kindle版:ベルセルク (38)
Kindle版まとめ買い:ベルセルク
人魚たちの力を借りてからくも海神を倒したガッツたち。
一行はキャスカの心を治すためにパックの故郷・妖精島を目指し、
島まであと少しというところまで来ていた。
そして一方リッケルトは窮地を新生鷹の団の人間に助けられ、
グリフィスがいるファルコニアに向かうことになり…
「ギガントマキア」があったのもあり3年ぶりとなるベルセルクの新刊ですが、
その期間も納得したくなるほどの作画クオリティでした。
壮大なスケールで描かれるファルコニアの建造物は、
人工的ではなく、神代を感じさせるものがありますし、
リッケルトの表情一つとっても心の内のさざ波が感じられるようでした。
剣の丘で別れて以来、久しぶりに会ったグリフィスとリッケルト。
罪悪感など微塵もなくグリフィスがグリフィスで在るからこそ、そこにいる光の鷹と、
触の時に居ることができず、ガッツのように怒ることができずにいたリッケルト。
二人が再会するとどうなるのか、心配ではあったんですよね。
主にリッケルトがグリフィスに取り込まれないのかという心配だったんですが、
その心配も杞憂でしたね。
昔は確かに気弱なところもあったけどリッケルトもかつての鷹の団の一員で、
ゴドーの直弟子として確かに一歩一歩進んできたんだから。
そういった心の強さがリッケルトの言葉から伝わってきたように思えます。
というか本当にリッケルトは頼りになるようになったなぁ…
獣魔兵の襲撃にも慌てず、策を立てて味方を作り切り抜ける手腕もそうですし、
何よりも大事な家族であるエリカを離さないところが頼り甲斐がありますよね。
リッケルトの旅路は険しいものになるだろうけど、何とか逃げ延びて欲しいです。
そしてついに妖精島に辿り着いたガッツ一行ですが、
そこでは手荒な歓迎が待っていて…
この続きは現在発売中のヤングアニマルに載っているので、
どうしても気になる人はヤングアニマル本誌を読むことをお勧めします。
多分次の39巻の発売は3年は掛からないと思いますが、
それでも1年くらいは余裕で掛かると思いますので…
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