■[ラノベ]第14回電撃小説大賞 大賞受賞作「ほうかご百物語」
ほうかご百物語 (電撃文庫 み 12-1)
著者/訳者:峰守 ひろかず
出版社:メディアワークス( 2008-02-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4840241686
ISBN-13 : 9784840241687
大賞受賞作だけあって、抜群の安定感がある「ほうかご百物語」
新人でこれだけ安定しているのは怖いようで不安でもあります。
学園妖怪コメディというよくある題材をしっかり書ききってます。
美術部員の真一が忘れ物を取りに戻った夜中の美術室で会った妖怪のイタチさん。
妖怪博士の経島先輩から聞かされていた知識で正体を見破って難を逃れたのも束の間、
イタチさんの美しさに魅了された真一は一つの”約束”を結び、
それが始まりとばかりに学園を舞台にした妖怪騒動の毎日を送ることに―。
おっとりしているようで頑固で頑張り屋なイタチさんと、
そんなイタチさんをストレートに誉める真っ正直な真一のカップルが微笑ましいです。
直球ストレートな真一の言動に顔を赤らめるイタチさんが可愛いんですよ。
他にも九尾の狐やら生徒会長やら某ラノベ作家と同姓同名だけど別性な副会長。
そんな濃いキャラだけでなくストーリーもサクサクと進みながらも優しい内容で、
萌える要素も含んだ出来となっています。
しかし尻尾が性感帯というのはどこの世界でも一緒なのかな。
もしかしてドラゴンボールから連綿と続くものなのだろうか。(ぉ
イタチさんには嫌われたくないけど、彼女の悩ましい悲鳴を聞いてみたいものです。
うーん、悩ましい。
ちなみにイラストレーターの京極さんのインタビューが電撃にて公開中。
電撃文庫&電撃文庫MAGAZINE 電撃絵師問答69回
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