■[漫画]驚きの連続「KISS×DEATH」4巻
KISS×DEATH 4 (ジャンプコミックス)
著者/訳者:叶 恭弘
出版社:集英社( 2016-10-04 )
連載サイト:KISS×DEATH | 少年ジャンプ+
Kindle版:KISS×DEATH (4)
Kindle版まとめ買い:KISS×DEATH
No.2(千根屋ひなの)に捕まってしまったZ(戸津慎五)。
敵が所有する病院に連れ込まれ、尋問を待つばかりかと思いきや、
病院という地の利を活かして自らドーピングして迎え撃つことに!
しかしNo.2も囚人たちと開発した新兵器を装備してきて…
30年くらい漫画を読んでると大抵の漫画は展開が読めてくるものなんですが、
この「KISS×DEATH」は先の展開が全くといって良いほど読めないんですよね。
あっさりと主人公が窮地に陥るかと思いきや、
予想もできない方法で挽回したり、更に窮地に陥ったりとかね。
それが少年誌で読めるんだから凄いと思います。
今回驚いたのはNo.2の攻略法ですね。
身体に張り付く形状の強化スーツをスプリンクラーで時間稼ぎまではともかく、
まさかMRIの強磁性を使うとは…!
これには本気で驚かされましたよ。
電気と水というのは割りとメジャーな方法ですが、
MRIの磁力に着目するのは凄いな、と。
更にそれだけでなく、救出されたひなのが裏切った理由にも驚かされましたね!
確かに相互の利害関係を冷淡に見つめるとその方策が出てくるんだけど…
この発想は自分にはなかったなぁ…
駒方がこちら側についた上にラブコメ要素も入っていたから、
そこに想像が居付いた状態だったというか。
うーん、やられた…!
そしてもう一つやられたのが戸津慎五の監禁方法ですね!
確かにこれは戸津慎五に対して有効な罠ですよ!
そして読者にとっても非常に有効ですよ!
叶恭弘さんはやはり偉大な漫画家だなぁ、という思いを新たにした4巻でした。
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