■[ラノベ]最後の審判「りゅうおうのおしごと! 5 小冊子付き限定版」
りゅうおうのおしごと! 5 小冊子付き限定版 (GA文庫)
著者/訳者:白鳥 士郎
出版社:SBクリエイティブ( 2017-02-14 )
作者サイト:のうりんのぶろぐ
作者twitter:白鳥士郎(@nankagun)さん | Twitter
絵師サイト:Life is free
絵師twitter:しらび(@shirabii)さん | Twitter
Kindle版:りゅうおうのおしごと! 5
Kindle版まとめ買い:りゅうおうのおしごと!
まいったな… まだ2月なのに2017年で最高の一冊に出会ってしまった…
八一にとって初の防衛戦にして、
将棋界の神、名人の通算100期と永世七冠が掛かった竜王戦。
その第一戦目はハワイで行われることに。
南国ではじけるJSや銀子たちとのラブコメとは対照的に、
八一にとって厳しすぎる戦いが始まる…!
熱い…!
今年も「このライトノベルがすごい!」で1位を取ってもおかしくない面白さですよ!
何なんですかね、この面白さの原動力は。
JSや桂香さんの戦いも熱いモノがあったけれど、
やはり3巻で見せてくれたように主人公の八一の熱戦こそが、
この面白さの原動力なのでしょうか。
いや、そうに違いないですよ。
今回の戦いの厳しさは4巻で予感できてましたが、
まさかここまで八一を追い詰めることになるとはなぁ…
でも、こういった大きな壁にぶち当たってこその面白さですよね。
そんな八一を支えようとするあいちゃんに銀子は健気だったけど、
やっぱり姉にして妹弟子である桂香さんが偉大でしたね。
誰よりも弱いからこそ、彼女の努力が八一の心を打ったんだよなぁ…
八一は本当に周りの女性たちに恵まれてると思いますよ。
まぁ、才能と努力と実績を併せ持つ主人公ですからね。
そりゃー、好かれるよなー
また、この作品の凄いところはバランスが取れていることでしょう。
八一の熱戦だけだと正直火傷しそうなんだだけど、
ハワイでの浮かれポンチ的な雰囲気だったり、
和倉温泉でのぶっ飛んだ展開だったりと、
きっちりと笑いも取ってきているのが素晴らしいんですよね。
熱さと笑いをきちんと織り交ぜているあたりが、
関西が舞台の作品らしいと思います。
それと、やられた! と思ったのも幾つかありますね。
名人の顔が出ないところとかは、羽生名人がモデルだからというのもあるだろうけど、
観戦記者の鵠さんについては完璧にやられましたよ。
これは文字媒体のライトノベルだからこその手法ですよね。
今までふりがなが打たれていなかった理由もよく判りましたよ。
いやー、本当にこれはやられたなぁ。
あと、限定版の小冊子ですけど、これは面白かったですね。
さがら総さんによる銀子が主人公の短編なんですが、
こういったif的なエンドを見せてくれるのはアリだと思います。
それと、キャラクター設定集も良かったです。
しかしこうやって一覧で見るとビジュアル的に供御飯さんが一番好みだなぁ…
黒髪ロングの黒タイツ… 良い…
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