■[ラノベ]三人目のジョーカー「リワールド・フロンティア -最弱にして最強の支援術式使い-」2巻
リワールド・フロンティア2巻
出版社:TOブックス
作者名:国広仙戯
作者サイト:仙戯
作者twitter:国広仙戯 (@sengisengi) on Twitter
絵師名:東西
絵師twitter:東西 (@poppin_phl95) on Twitter
Kindle版:リワールド・フロンティア 1
Kindle版:リワールド・フロンティア 2
DMM電子書籍:リワールド・フロンティア 2
遥かな遠未来―
天蓋に閉ざされて宇宙への進出が制限された世界で唯一の出口、
古代文明の遺跡の一つ、軌道エレベーター”ルナティックバベル”
その二百層で親友の少女を助けるために未知のレイドボス”ヘラクレス”を、
単独で撃破してしまったラトの元にまた新たなトラブルの種がやってきて…
Web版二章のボリュームの大きさは知っていたので、
一冊じゃ収まりきらないだろうなぁ、と思ってましたが予想通りでしたね。
まぁ、それでもまだ比較的キリが良いところで終わってると思います。
とはいえ早く続きを読ませろとも思いますが。(笑
今回の物語の要は新キャラのロゼことロルトリンゼ。
どちらかというとお嬢様な雰囲気の彼女ですが、
支援術式と同等に敬遠される使役術式使いのハンドラー
SBを使役するという特性上ソロエクスプローラーというのには納得だし、
ラトたちBVJに加入したいというのまではわかるけど、
ラトに愛人契約を迫ってくるという展開には驚きですよね。
そういった展開にラトは驚きを憶えつつも、
1巻の時にハヌとの間にあった誤解と意思疎通齟齬の経験から、
しっかりと学んでまっすぐにロゼのことを考え信じて、
積極的にロゼが持つトラブルに巻き込まれようとしているところは、
主人公らしくて「やるじゃん!」と思えましたね。
まぁ、出会って少ししか経ってないのに信じすぎだとは思いますが、
それも長い間ソロでやって人の顔色を伺いすぎて、
言葉だけじゃなくて仕草や表情とか諸々から空気を読むスキルを身に着けたからでしょう。
それにしたって詐欺に遭いやすそうだなぁ、と思うわけですが…
実際1巻ではダインに詐欺まがいのことされてますからね…(笑
そして新ヒロインのロゼですが、
ハヌとはまた違ったベクトルの魅力がありますよね。
ハヌの歯に衣着せぬ快刀乱麻な舌鋒も好きですが、
ロゼの嘘を言えない素直さも好きですよ。
無表情だけど無感情ではないクールっぽいところも良いですし、
言動や服装がお嬢様っぽい雰囲気なのも良いですよね。
物語は絶望の幕が上がったいいところで終わったので次巻に期待したいところですね。
多分ボリューム的にまた書き下ろしが多くなると思うので、
そっちの方面でも期待です。
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