■[萌え]自分への信頼「ラジエーションハウス」3巻
ラジエーションハウス3巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ | note
作者twitter:モリタイシ (@moritai4) on Twitter
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リ・フラウメニ症候群で先天的な癌のリスクが高い患者に、
超音波エコーだけでなくMRIでの検査も提案する五十嵐。
杏は「一人の患者だけ特別扱いするべきではない」という正論の陰で、
自分の実力への不信を募らせていく…
そして、MRIの結果は…
デンスブレストと乳がんに関する話もこれで終わりです。
患者である千葉さんも頑張ったけど、五十嵐も頑張ったと思います。
幼い頃の杏にもらった勇気で、患者のために全力を尽くすんだけど、
その行動の結果で現在の杏を追い詰めていくのは無情でしたね…
これは… 辛い…
杏もこの若さで医師として期待されるくらいには勉強家なんですよ。
ただ、五十嵐はそれ以上に密度と質が高い勉強をしていただけで…
本人的には杏との約束を果たしたいという強い想いを原動力として頑張ってきたんだろうけど、
結果としてそれが杏を追い込んでいるのが辛いなぁ。
まだ精神的に破綻するところまではいってないけれど、
割りと危うい兆候だと思うのでこの先が気になります。
それと、五十嵐の想いが報われるのかも気になるところです。
そして自分への自信がないのは杏だけではなくて、
自分の実力以上の結果で就職できてしまった広瀬ちゃんも同じ想いを抱いているんですよね。
仕事をしていると自分の不勉強さを日々痛感するというのはかなり辛いです。
私も特に新人の頃は同じことを感じていただけに、
広瀬ちゃんには圧倒的な共感を抱いてしまいます。
結局、その自信のなさは自分が頑張るしかないんですよね。
もちろん五十嵐が患者に伝えたように一人が全能である必要はなく、相互補完で良いんですが、
自分への信頼は、周りが支えてくれてる間に頑張って成長するしかないわけで…
不勉強さが人命に直結する医療現場では悠長なことは言えないかもだけど、
杏も広瀬ちゃんも頑張って欲しいものです。
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