■[ラノベ]黄金時代「やがて恋するヴィヴィ・レイン」3巻
やがて恋するヴィヴィ・レイン3巻
出版社:小学館
作者名:犬村小六
作者twitter:犬村小六 (@inumura569) on Twitter
絵師名:岩崎美奈子
絵師サイト:GREAT ESCAPE blog
絵師twitter:岩崎美奈子 (@me_iwa) on Twitter
Kindle版:やがて恋するヴィヴィ・レイン 3
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亡き妹シルフィの願いを叶えるため、ヴィヴィ・レインを探す旅に出たルカ・バルカ。
傭兵をしていたある日、王女ファニアの目に止まり近衛兵になってテラノーラ戦役で活躍するも、
王侯貴族たちに疎まれ放逐され戦場で拾ったアステルと放浪することに。
そして立ち寄ったウルキオラで旧友のジェミニと再会したルカは暴動に巻き込まれ首謀者に祭り上げられる。
血を流さずに暴動を鎮圧するためにファニアと以心伝心で作戦を成し遂げるもルカは処刑されることに。
ファニアはルカを助ける為に無茶をし、アステルや幼馴染みの助けもあって救出されるが、
ファニアは消しきれない汚点を抱えることになる。
そしてルカはファニアとの約束を守るため、革命を起こすことを決意して…
面白さに関しては文句はないのですが、
2巻であったラブコメというかラブロマンスというか、
そういったものはかなりナリを潜めて血生臭い戦場がメインの3巻であります。
いやー、アワーズやヤングアニマルを読んでいる気分になるわー(笑
それにしても2巻で分っていたことですが、ジェミニってば外道ですね。
人間の感情を理解できるけど、実感できない演算機的な人間であるだけに、
恩義や道徳、義理や人情を解せず、損得でのみ人を推し量るところが正に外道。
それで今まで傭兵団を運営することが出来てたんだけど、
最後はルカに足下をすくわれた感じですね。
まぁ、最後はルカに対して最大級の嫌がらせをしてましたけど、
それが初めて人間らしい感情の発露というのがなんとも…
それにしてもルカはどんな逆境だろうと諦めない強さがありますよね。
ミズキやアステルといった最強の切り札が暴走したりして、
策が思い通りにいかなくても次善の手を打とうとしたり、
損得だけでなく、義理や人情といったものも大事にしたりするあたり、
とても主人公してるなぁ、と思います。
それにしても3巻ではエデンとかの出番はなかったけど、
いつ頃にエデンを倒すような展開になるんだろう…
誓約並みの長編シリーズになりそうな気配はしているので覚悟はしているのですが、
はたしてそれまで続いてくれるのか。
それがちょっと心配ですね…
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