■[漫画]AV機器の恩恵を思い出させる「アオイホノオ」2巻
アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)
著者/訳者:島本 和彦
出版社:小学館( 2009-05-11 )
定価:¥ 560
コミック
ISBN-10 : 4091216501
ISBN-13 : 9784091216502
作者サイト:島本和彦外伝
実在の人物・団体等の名称が一部登場するが、あくまでこの物語はフィクションである。
だそうですが、まぁ、どう考えたって島本和彦先生の半生だろうし、
当時の大阪芸大の面々の暮らしぶりが判る自伝だと思ってしまう訳です。
よく判らない部活の先輩の理不尽なシゴキに共同風呂の汚さに当時の大学生活を感じさせられ、
ビデオデッキが出始めた時代だからこそ、当時のカースト制度が如実に伝わってくる訳ですよ。
今では個人でコピー機を持ってる人も居るけど、当時は本当に高級且つレア。
何というかオッサンホイホイなノスタルジーを感じてしまうネタばかりで困ってしまいます。
高橋留美子がめぞん一刻を連載開始した時に思ったコトだとか、
松本零士作品に感銘を受けてハーロック歩きを実践してみたりと、
島本和彦先生も庵野監督も何というか、アホだなぁ…
としみじみと感じるというか。
特に「空手ダンスが習いたい」→「でも大学の部活は厳しそうなので駄目だ」→「ゆるそうな町道場なら…」
という発想が何ともダメダメで大変素敵だと思います。(笑
ただ実際は島本和彦先生は在学中にデビューしている訳で、
ただアホでダメな人間ではなかったはずなんですが、
ここまで美化せずアホでダメな人間として描く姿勢こそが凄いと思うわけですよ!
と一応フォローしておきましょう。
しかしトンコ先輩とか女性にもソコソコ縁があるのに一定以上の進展がない…
そこに痺れる! でも憧れたくないぃいい!
ちなみに連載雑誌はヤングサンデーからゲッサンに移りましたが、
初っ端からあだち充先生に喧嘩を売るような内容で今後も目が離せません。(笑
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