■[漫画]一コマ一コマが画集レベル「異国迷路のクロワーゼ」2巻
異国迷路のクロワーゼ(2) (角川コミックス ドラゴンJr. 111-3)
著者/訳者:武田 日向
出版社:富士見書房( 2009-06-09 )
定価:¥ 609
コミック
ISBN-10 : 4047126098
ISBN-13 : 9784047126091
武田日向さんの絵は本当に美麗だなぁ…
作家泣かせとして有名な着物の柄やフリルのドレス、
更にはパリで一世を風靡したギャルリの荘厳な建築模様と、
あり得ない程のクオリティで仕上げており、
もうこれだけで白旗を揚げたくなるほどです。
漫画の方もしっかり読める出来で、
日本人の少女のユネとパリの気むずかしい青年のクロードの二人が、
思い悩み、そして少しずつ分かり合っていくストーリーと、
散りばめられた文化のギャップネタが面白いです。
ユネが小さくて可愛くてたまらなく、庇護したくなるんですよね。
だからこそ、ラストを飾る百貨店編でのユネの受難には心痛めてしまい、
ユネをあんな目に遭わせた泥棒とか冤罪を被せた店員には敵意すら覚えました。
そりゃクロードも大切にしてしまうってなもんです。
連載していたドランゴンエイジPureが事実上休刊しちゃったので、
この作品の扱いがどうなってしまうのか不安なのですが、
結構な人気作であったはずなので何とか続いて欲しい所です。
まぁ、流石にあのクオリティを月刊では無理だと思うので、
ドラゴンエイジに隔月掲載とかで何とか…
今月のエイジから連載再開ですぜ<異国迷路のクロワーゼ
コメント by おやっさん — 2009/6/9 火曜日 @ 22:17:39