■[ラノベ]言葉でなく、音楽で伝える想い「さよならピアノソナタ」2巻
さよならピアノソナタ (2) (電撃文庫 (1570))
著者/訳者:杉井 光
出版社:メディアワークス( 2008-03-10 )
定価:¥ 620
文庫
ISBN-10 : 4840241953
ISBN-13 : 9784840241953
著者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
絵師サイト:FancyFantasia
音楽を通したボーイ・ミーツ・ガールの2巻目がどうなるかと思ったら、
「夏だ! 合宿だ! 水着があるよ!」
でした。(割と事実
あ、あざといぜ電撃文庫! 狙いすぎだぜ杉井光!
まぁ、中身は真面目にストーリーが展開されてたんですが、
カラー口絵に水着姿はかなりキャッチーだったのは疑いようのない事実。
今回は1巻では出番と活躍が少なかった千晶と神楽坂先輩がメインでしたね。
千晶は片思いの年季が入ってるだけに恋愛的な「強さ」が見え、
神楽坂先輩は超人的に思えるんだけど、女の子の「弱さ」も見え、
意外性はあれども魅力が増す面白さばかりでした。
音楽をキーにして物語が紡がれていくのはやはり面白いです。
それは伏線だったり、問題を解決するための手段だったり、
想いを込めたメッセージだったりと随所に音楽が使われているのが良いですね。
ナオは鈍感な上に不器用だから言葉で伝えることは難しいけど、
音楽で「バンドに真冬がいる理由」を真剣な想いを乗せて伝えるのは良かったです。
それにしてもこの主人公モテモテな上に鈍感すぎである。
ラノベ主人公の属性としては正しいのかもしれないけど、
「果たしてこれで良いのだろうか…?」と思わずにはいられない。
幼なじみの千晶は当然として、真冬も完全にアレだし、まさか神楽坂先輩までとは…
夢のようなバンドだな、ちくしょう!ヽ(`□´)ノ
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