■[漫画]異世界SEGA好きフラグ折りYouTuberおじさん「異世界おじさん」1巻
異世界おじさん1巻
出版社:KADOKAWA
作者名:ほとん
作者サイト:www.almostdeadbydawn.com
作者twitter:殆ど死んでいる (@almostdead2012) | Twitter
Kindle版:異世界おじさん (1)
DMM電子書籍:異世界おじさん
(どれだけいるか分かりませんが)昔から当サイトをご覧の方にはお馴染みかと思いますが、
ハルヒ、ローゼンメイデン、艦これ等々でWeb漫画描いて同人誌を出していた、
殆ど死んでいるのほとんさんのComicWalker連載の商業コミックスです。
作者名がサークル名だった殆ど死んでいるに変わっていますが、
その漫画の面白さ自体は全く変わってないのでご安心ください。
17年前にトラック事故に遭って以来ずっと意識不明になっていた叔父さんが目覚めたら、
異世界から戻ってきたとか言いだしたでござる。
もうこの時点で精神的にツラいんだけど、
実はマジで異世界帰りで魔法とかも使えるということが判明!
ただ、魔法が使えても17年間職歴なしの34歳おじさんなのは変わらないので、
甥のたかふみと同居して魔法使いYouTuberとして生きるしかないのであった…!
もうね、この出落ち感満載な時点で笑わされたのに、
ちゃんとこの後も継続して面白いから困る。
笑いすぎて腹筋が痛いから困る。
まず、異世界での冒険の日々があったかといえば… あったんだけど…
そもそも眉目秀麗な異世界人に対して普通の日本人のおじさんは、
オーク亜種と見做されてどこでもヒドい扱いだったのがツラい。
それでも庇ってくれる美少女エルフが居たんだけど、
人生がSEGAで出来ているおじさんはツンデレを理解できず、
ずっとその好意に気付かなかったとのには、
たかふみと同じ葛藤を抱いてしまいましたね!
そうだよね… 2000年頃はツンデレという概念はまだそこまで普及してなかったよね…!
そもそもSEGA好きがそんな高尚な風流を解せるはずないよね…!(←偏見
ソースはベン・トー
しかしSEGAネタとか今の若い子、全くわからないだろうなぁ…
ゲームハード戦争とかFF7の時点でもう殆ど決着ついてた気がするんだけど、
それでも2000年頃はまだSEGA信者は諦めてなかったのか…
まぁ、私もサターンもドリキャスも持ってましたたけども。
とはいえ私はSEGAハードはサクラ大戦のために買ってたから、
おじさん的には同士ではあるけど朋友ではないって感じだと思われます。
17年という時代の流れを感じさせるネタの数々は、
私のようなアラフォー世代だとクリティカルなのでどれも面白いんですよね。
ガラケーの物理ボタンに対する気持ちもわかるし、
こち亀が終わってるのに驚愕する気持ちもとてもよくわかります。
ホントね、あれって終わるようなものなのか? って感じですよね。
子供の頃からずっと連載していた作品が終わるとか驚きしかないですよ。
それと、「笑っていいとも」と「笑ってはいけない」は、
言われてみれば確かに字面だけ見ると似ているなぁ…w
そんなネタ的な面白さだけでなく、
異世界での記憶も面白いからこの漫画は凄いです。
ツンデレエルフさんの記憶だけでも面白いのに、
引きこもり美少女とのフラグも容赦なく折ってたり、
おじさんの残念無双さというか、勿体なさはとてももどかしいんだけど、
それ故に面白いです…!
本当に勿体ないけど…!
それと、おじさん相手なら客観視できるのに、
自分に好意を寄せる女友達には鈍感なたかふみ…
うーん、この鈍感さ…
もしかしなくても血筋なんじゃないかな!
もうね、どこをとってもメチャクチャ面白い作品です。
ただ、ツンデレエルフさんが不憫なので、
何かしら救いがあって欲しいです。
でも、それだと違う物語になってしまいそうで…
いやはや…、もどかしいですね!
みんなも読んで、もどかしさを共有すれば良いと思います!
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