■[ラノベ]艱難辛苦を乗り越える英雄譚序章「無色騎士の英雄譚」2巻
無色騎士の英雄譚2巻
出版社:講談社
作者名:浦賀やまみち
作者サイト:浦賀やまみち
絵師名:ヤマウチシズ
絵師サイト:プロペラパロット – –
絵師twitter:ヤマウチシズ (@kimagure_salad) | Twitter
Web版:無色騎士の英雄譚(旧題:無色騎士 ニートの伝説)
Kindle版:無色騎士の英雄譚 2
DMM電子書籍:無色騎士の英雄譚 2
ど田舎の狩人に転生して、幼馴染の美少女と相思相愛だったのが、
義心からお偉いさんを殴って奴隷落ちした1巻でしたが、
この2巻からは一気に英雄としての立身出世街道を爆走しています。
もっとも、英雄と呼ばれるにはそれに相応しいだけの活躍があり、
その活躍のための艱難辛苦が用意されているということなんですけどね。
第一の試練は助けた敵の総大将であるバルバロスを国元を送り届ける旅路編。
コゼットへの思慕と生来の人の良さの板挟みとなり、
結果としてバルバロスに仕えることにしたんだけど、
その故郷まで送り届けるまでの旅路がまた遠大で…
大樹海を超えるだけでも凄いのに、
三ヶ国を跨ぐ旅費を稼ぐために前世の知識を活かして商売をするとか、
異世界転生モノらしい展開は面白いですね。
識字だけでなく暗算、更にはブラック企業での営業研修で培った口上が役に立っていて、
中々に痛快でした。
そしてバルバロスの地元に戻ってきてからも面白い。
バルバロスの孫娘をそうと知らずに手懐けて友達になり慕われて、
前世のようなニートになりたくないからと活発に動き、
ついには国王直臣の騎士になるとかトントン拍子で進んで面白いです。
そして英雄譚の序章となるトーリノ関門での活躍ですが、
こちらはWeb版から加筆されて詳しく描写されてるのが嬉しかったですね。
Web版だと戦いが省かれていた箇所が多かっただけに、
論功行賞を含めた加筆がされていたお蔭で読み応えが増えていました。
Web版からの変更と言えばコゼットとの恋ですが、
Web版だと悲恋だと確定されてましたけど、
この書籍版ではそこがなくなっていましたね。
うーん、これは書籍版だともしかしてハッピーエンドの可能性もワンチャンあるのか…?
わたし、気になります!
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