■[漫画]チョコレート、雛、そして…「氷菓」12巻
氷菓12巻
出版社:KADOKAWA
原作者名:米澤穂信
原作者サイト:汎夢殿
原作者twitter:米澤穂信 (@honobu_yonezawa) | Twitter
作者名:タスクオーナ
作者サイト:A/O LABO
Kindle版:氷菓 (12)
Kindle版まとめ買い:氷菓
DMM電子書籍:氷菓 (12)
この12巻には「手作りチョコレート事件」と「遠まわりする雛」のラスト直前まで収録されています。
そうです、アニメラストエピソード「遠まわりする雛」の解決編は次の13巻に収録です。
つまり、アニメ化されていない二年生編のエピソードもコミカライズが決定しているのです!
氷菓、二年生編もやってくれるんだ。良かったー
アニメも続編をワンチャン… 京アニはユーフォで忙しいから無理かな… pic.twitter.com/7pEhNu4QnA— フラン (@furan_skin) 2019年4月25日
これほど喜ばしいことはないですね…!
ただまぁ、次の13巻は来年の春… つまり約1年後に刊行とのことですので、
そこは気長にお待ち下さい、になってしまいますが。
来年の春に二年生編のアニメが始まる可能性も0ではないのかもしれない…
でも京アニは自社作品がメインになってるし可能性は限りなく0かな…
さて、この12巻の話になりますが…
「手作りチョコレート事件」はアニメを見ていた時から思ってましたが、
里志の心がまったくもってさっぱりわかりません。
こだわる、こだわらないに固執しているのもわからないし、
それで摩耶花の想いを踏みにじる気持ちもわからないし、
その副作用でえるの気持ちを傷つけたのに名乗り出ないのもわかりません。
奉太郎もその気持ちを本当にわかるわけではないけれど、
それでもその心中を慮ってるのは伝わってきます。
安い青春物語なら里志が言うようにぶん殴って終わりそうですが、
奉太郎はそういうのとは無縁の存在ですからね。
この落着の仕方は奉太郎らしいな、と思います。
そして「遠まわりする雛」ですが…
こちらは実に良かったです。
生き雛のえるの可愛さが素晴らしかったのはもちろん、
社務所のおっさんたちのやり取りがとてもリアルで、
臨場感が半端なかったです。
私は岐阜出身じゃないけれど、田舎出身ですので覚えがあります。
田舎のおっさんたちは実際あんなもんですよね…
排他的で他所者に対しては警戒心が強く、
無駄に高圧的な人もいれば、ちゃんと節度をわきまえた人もいるし、
人の顔色を伺ってばかりで物事を表層でしか考えてない人もいる…
こういったモブの描写までしっかりとやってるのは流石だな、と思います。
原作からしてそうなんでしょうけど、
それに表情や仕草の演出でさり気なく強調しているのが良いんですよね。
しかし二年生編か…
原作はKindleで買って積んでる状態なので、
読もうと思えば読めるんだけど…
先に読むべきか、コミカライズ版を新鮮な気持ちで読むか…
悩む…!
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