■[漫画]ゆるゆるアポカリプスの過ごし方「そのへんのアクタ」1巻
そのへんのアクタ1巻
出版社:白泉社
作者名:稲井カオル
作者サイト:171号室
作者twitter:稲井カオルさん (@Kaoru_Inai) / Twitter
紙書籍通販:そのへんのアクタ (1)
DMM電子書籍:そのへんのアクタ (1)
2024年、宇宙から襲来した謎の生命体イズリアン。
沿岸からやってくる奴等に対応するために日夜奮闘する駆除隊。
そこで”終末の英雄”と言われる芥は7年間最前線で戦い続けた結果は…
それでもどっちつかずの日常を得たのだった…
この作品は時代遅れの英雄が鳥取に左遷され、
平和な日常に戸惑いつつも少しずつフィットしていく物語である…!
「うたかたダイアログ」の稲井カオルさんによる新作です。
元々少女漫画にしては男性受けもする作品を描く人だと思ってましたが、
まさかヤングアニマルZEROという青年誌で新作を描くとは思いませんでした。
相変わらず会話芸がキレッキレで面白いですが、今回は世界観も面白いですね。
戦場に慣れすぎた主人公が平和ボケした日常に適応障害を起こす物語というのは、
「フルメタル・パニック」と同種ですけど、あれよりもだいぶマイルドというか。
主にヒロインである百福副隊長が暴力系ヒロインじゃないあたりとかね。
まぁ、変わった人ではあるんですけども。
基本のんびりというか、自分のリズムで生きている人なので、
相手が”終末の英雄”だろうとマイペースに対応しちゃうんですよ。
みんなが扱いに困ろうが、百福さんなりにちゃんと対応してくれるので、
良い人だとは思うんですよね。
まぁ、変わった人なんですけども。
少しずつ、それこそミジンコレベルで一歩ずつ鳥取の日常に適応する芥より、
周りの面子が芥のことを理解する方が早いような気がします。
周辺の小学校の教師とか、ちょっと凝り固まった困った人もいるけれど、
みんなわりと良い人なので芥のことを少しずつ理解して歩み寄ってくれるので、
わりと微笑ましく思えますね。
ラストがちょっと不穏だったのが気になるところです。
まぁ、この作品だから笑いに繋がるオチになるとは思うんですけどねw
基本的に「うたかたダイアログ」と同じように会話のノリが面白いので、
そういうのが好きだった人は安心してお読み下さい。
面白いよ!
第一話は作者の稲井カオルさんのtwitterに上がってるのでそちらからどうぞ。
エイリアンが襲来する世界で、のんびり生きる人達の漫画です。
全34P/① pic.twitter.com/DkwvL52a1j— 稲井カオル@そのへんのアクタ6/26に1巻発売 (@Kaoru_Inai) June 26, 2020
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