■[ラノベ]イチャラブカップルにあてられまくり「“文学少女”と恋する挿話集」2巻
“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)
著者/訳者:野村 美月
出版社:エンターブレイン( 2009-08-29 )
定価:¥ 672
Amazon価格:¥ 672
文庫 ( 383 ページ )
ISBN-10 : 4757750390
ISBN-13 : 9784757750395
絵師サイト:nezicaplant
ファミ通文庫公式サイトのFB Onlineで公開されていた短編に書き下ろしを織り交ぜた短編集第2弾。
2年前にオンラインで公開され始めた頃から、琴吹さんのツンデレ空回り具合とか、
森ちゃんと反町くんの初々しいバカップルぶりが評判を呼んでいたのですが、
やはり文庫になると知名度が一気に増したように感じますね。
現在でもFB Onlineで短編が連載中ですが、今は最終話の前編です。
最後の一冊を待てない人は先に読むのもアリなのではないでしょうか。
さて、今回の短編は心葉くんがロリコンでホモでマザコンな疑惑がかけられる短編、
ツンデレ琴吹さんの空回りっぷりを本人視点で綴った短編、
そして琴吹さんの親友である森ちゃんと、森ちゃんのことが好きな反町くんが出会い、
告白し、付き合い始め、バカップルになる内容を描いた短編の3種類が時系列順に並び、
それぞれ違った面白さをもたらしてくれます。
森ちゃんと反町くんの二人の物語は本編のように大きくドラマチックな展開はないけど、
恋する反町くんの高校生らしい悩みと、友達想いの森ちゃんが可愛くて、
読んでいると心が躍るような軽快さがあって、凄く楽しかったですね。
特に反町くんのキスがしたい衝動とか、水着に対する情熱とか凄くバカだけど共感できたし、
森ちゃんの下の名前を呼んだ時の反応とか可愛すぎだし、水着エプロンとか反則すぎでした!
本編の雰囲気が好きだった人には多少違和感があったかもしれませんが、
ちゃんと遠子先輩と文学作品が物語に関わっていたしこれはこれで全然アリだと思うんですよね。
それと琴吹さんは恋するツンデレすぎだなぁ、とつくづくと思いました。
水着姿で見せつけられた素晴らしいスタイルといい、最高の武器を持ってると思うのですが、
やはり琴吹さんは報われないからこそ輝くというのものなのかな、とも。
だからこそ、最後の書き下ろし短編で幸せそうな琴吹さんを見ると、
心を鷲掴みされたように感じられるのかも知れません。
“文学少女”と恋する挿話集(エピソード) ?/野村美月
“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)(2009/08/29)野村 美月商品詳細を見る
【あらすじ】
親切だけどお節介で早とちりなななせの親友・
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