■[漫画]心の成長「メダリスト」3巻
メダリスト3巻
出版社:講談社
作者名:つるまいかだ
作者サイト:ratum – BOOTH
作者twitter:つるまいかださん(@2lm_ykd) / Twitter
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1級の西日本大会に出場することになったいのりちゃん。
勝つための構成を考えて練習してきたけれど、
他の選手たちも優秀で20点超えをバンバン出してくる上に、
いのりちゃんはスケート靴を電車の網棚に忘れてしまい…
網棚に忘れるとかは社会人でもよくやらかすミスなので、
それがいのりちゃんなら言わずもがなって感じですよね…
そこでいのりちゃんを責めず、むしろ心の中で自分を責め、
そしていのりちゃんを不安にさせないように溜め息を吐かず、
解決するために頑張ろうとするお母さんがとても良かったです。
まぁ、その直後の司先生の頑張りが強烈過ぎて印象が薄まっちゃいましたが…w
そして、一番成長していたのはいのりちゃんのメンタルですよ。
失敗をグダグダといつまでも悩まず、焦らず、
「勝ちたい」という気持ちを原動力に、
司先生に信じてくれる自分で居たい、と頑張る姿が最高でしたね…!
もちろん頑張っているのはいのりちゃんだけじゃなく、
それぞれの選手がそれぞれの得意分野で、その努力の結果を出してるんですよね。
いのりちゃんは競技中に司先生に教わったことをより深く理解し、
どんどん成長していったんだけど、
絵馬ちゃんはスランプ期間でも休まず練習してきたことを花開かせてて、
経験値の違いをまざまざと見せつけられた感じでしたね…
そんな、もうどうしようもない差を嘆かず、
諦める理由にはしないと語るいのりちゃんがとても偉かった…!
このメンタルの成長こそがいのりちゃんの凄いところだよ…!
逆にメンタルがメタメタな男の子の理鳳くんがまさかの司先生の生徒としてやってきたのにはびっくりです。
礼儀を知らない子だなぁ、と思ったけど、
スケート友達の総太くんと一緒に居たいという気持ちは本音だったみたいで、
総太くんにべったりになってるのは子供らしいな、と思いましたね。
まぁ、総太くんの方は普通にしてたので、その非対称性さがちょっと心配ではあるのですが…w
司先生の光の応援になびきそうだったのに、
素直になれないところに闇が深そうだな、と思いました。
そしていのりちゃんにとっての逆鱗は司先生を侮辱することなんだな、とも思いました。
大人を信じられなくなっている理鳳くんと、
司先生に全幅の信頼を寄せているいのりちゃん…
はたしてどちらに軍配が上がるのか!?
次の4巻もメッチャ楽しみです!
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