■[漫画]患者を救うためのブレンド「ラジエーションハウス」11巻
ラジエーションハウス11巻
出版社:集英社
原作者名:横幕智裕
作者名:モリタイシ
作者サイト:モリタイシ|note
作者twitter:モリタイシさん(@moritai4) / Twitter
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五十嵐唯織という存在を邪魔に感じている鏑木部長は、
医療機器営業の武田に依頼して探って貰うことに。
任された武田はそのコミュ力と調査能力を駆使して、
ラジエーションハウスの恋愛模様だけでなく、唯織の過去も見破るんだけど…?
武田さんはコミュ力が高い営業だなぁ、と思ってましたが、
実際にかなり優秀な人みたいですね。
昔の医者漫画だと病院に来る営業は丁稚というか奴隷みたいで大変そうでしたが、
昨今は接待禁止となってある程度は落ち着いているみたいですね…
立場の上下からどうしても歪んだ関係に陥りやすくなるけれど、
大森院長と武田さんはかなり良好な関係を築けていたというのは驚きでした。
まぁ、ちゃんと医者としての志があると歯車が噛み合って良い仕事はできるんでしょうね。
昨今の医療技術の向上は医者だけでなく、医療機器メーカーの努力は不可欠でしょうし。
医療技術の向上と言えば後半で挙げられていた被曝量の話ですけど…
ここ10年でレントゲンもデジタル化で被曝量が減ってきたと思いますよ。
とはいえ、日本だと放射能への正確な理解が得られにくいのが難点だなぁ、とは思います。
大学で化学なり物理学なりやってればある程度は理解できるとは思うんですけど、
そんな人は少ないでしょうしね…
放射線への無理解から起こるディスコミュニケーションが今回のテーマになりそうですが、
日本人なら是非とも読んでおきたいテーマだと思います。
それはそれとして武田さんに調査を依頼した鏑木部長ですが、
どうしても悪いイメージがつきまといますが、
武田さんが言うように名誉欲が多少高いけれど医者としては正しいんですよね。
今回も杏ちゃんの勇み足を患者第一という医者として正しい視点から諭していると思いますし。
武田さんとかが上手いことヨイショしてあげれば良い味方になってくれそうなんだけどなぁ…
難しいかな…?
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