■[漫画]コンピューターの夜明け「Dr.STONE」24巻
Dr.STONE24巻
出版社:集英社
原作者名:稲垣理一郎
原作者twitter:稲垣理一郎さん(@reach_ina) / Twitter
作者名:Boichi
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インドで龍水の兄、SAIを復活させた千空たちだけど、
SAIの能力を100%活かし、なおかつホワイマンに対する十全な備えのため、
ついにはコンピューターをクラフトすることに。
しかし、半導体を製造するのは最低でも5年は掛かると千空本人が言っているのに、
はたしてどのような手段でコンピューターを作るのかというと…
歴史の狭間に埋もれていた素子パラメトロンを使うのであった…!
私はてっきり真空管を使うのかと思ってましたが、
そうではなく、パラメトロンを使うと聞いて本当に驚きました。
不勉強で申し訳ないのですが、こんな素子があったなんて知りませんでした。
しかもそれを作ったのが日本だったとは…
科学ってのは多様性があるんだなぁ…
ローテクで作れるパラメトロンだけど、演算するには膨大な数が必要なのは同じですね。
現代のCPUも億の単位で素子がありますからね…
それらを極小で作り、軽量化できるのが半導体の利便性なわけで。
こんなにデカイ装置がファミコンと同じスペックという時点で、
半導体の凄さがわかりますね。
そのファミコンよりもスマホ一台の方が高性能なんだよなぁ…
人類の科学って凄いわ…
それにしても千空ってばSAIに会わせて臨機応変にコンピューターを作ったりはするけれど、
長期スパンで計画的に物事を進めるのもとても上手いですよね。
蛍石はレンズだけでなく、ボーキサイトからのアルミ精練にも使うし、
その電解精錬のために日本で水力発電用のダムをあらかじめ作っていたとは…
二手先、三手先を読んで動いてて凄いです。
確かに莫大な電力をローテクローコストでやるなら水力しかないし、
その水力発電用のダムを建設するなら日本か北欧しかないと思います。
ただ、世界は寒冷化しているから北欧はフィヨルドがどうなってるか読めないですしね。
日本で建設するのがとても合理的だと思います。
さて、ついに次巻ではロケットクラフトの開始ですよ。
現代でもアメリカベンチャーがロケットを試行錯誤してますし、
日本でもJAXAが何度も打ち上げに失敗しながらチャレンジしているくらいですからね。
いくら千空とゼノのタッグとはいえ難易度はルナティックモードだと思うので、
諦めない心を持ってクラフトしてもらいたいものです。
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