■[ラノベ]ダークファンタジー異世界転生「濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記」1巻
濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記1巻
出版社:講談社
作者名:トルトネン
作者サイト:トルトネン
作者twitter:トルトネンさん(@torutonen) / Twitter
絵師名:創-taro
絵師twitter:創-taroさん(@so_zikan108) / Twitter
Web版:濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記
紙書籍通販:濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記
DMM電子書籍:濁る瞳で何を願う ハイセルク戦記
ブラック企業勤務の高倉頼蔵は出勤途中に過労が祟ってか心筋梗塞で死んでしまう。
魔法とスキルがあるファンタジー異世界に農家の三男ウォルムとして転生するも、
祖国が防衛戦争を繰り返し巨大化してきたハイセルク帝国だったため徴兵され、
各地の戦場を転戦し、ブラック企業の社畜として培った精神を発揮してか、
濁った瞳でしぶとく生き残っていくのだった…
マガジンエッジのコミカライズから入り、Web版読んで面白かったので書籍版も購入しました。
なろう連載の異世界転生モノなんだけど、なろうっぽくない作品なんですよね。
どちらかというと平野耕太とか弐瓶勉とかそっち方向の作風というか。
仕事だから敵国の兵士を淡々と殺す主人公とか、そっち方面ぽいです。
仕事だから、生き残るために、味方を助ける為に、敵は殺す。
いつ終わるかもわからないような戦争で死なないために実践でスキルを身に付け、
魔法も学んで実地で試して兵士として成長していくウォルム。
転生主人公なんだけど、転生したからといってチート要素は全然なくて、
ブラック企業の社畜だったから精神が摩耗するのに耐性があるのかな?
ってくらいですね。
ウォルムが生まれたハイセルク帝国は急成長してきた国家だから、
周辺国から「のび太のくせに生意気だ」とばかりに軽く喧嘩を売られたら、
相手を容赦なくボコボコにして力を得ていくという、餓狼みたいな国なんですね。
だからこそウォルムみたいな兵士は休まる暇もないのですが…
一兵卒が主人公の戦記モノとしてはわりと面白いですし、
ダークファンタジー的な面白さもあるんですけれど、
1巻のラストが中々にエグいところで終わっているのがネックですね。
講談社のラノベ関連は原作のWeb人気におんぶに抱っこで宣伝を全然しないくせに、
ちょっと売り上げ悪かったら即打ち切りといった印象がとても強いので、
はたして2巻が出るのかがちょっと心配です。
余談ですが、表紙に出ている後輩のノールちゃんですが、
何故タイツみたいなぴっちりした服を着ているのかとても謎ですね…
わりと技術は遅れてる世界でウォルムも靴下なんて上等なものを履けずに、
布を巻いているという描写があったくらいなのに…
まぁ、これはこれでエッチだから好きですけどね!w
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