■[ラノベ]青春を邪魔する汚い大人たちの思惑「新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち」4巻
新・魔法科高校の劣等生 キグナスの乙女たち4巻
出版社:KADOKAWA
作者名:佐島勤
絵師名:石田可奈
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魔法科高校の祭典の一つ、九校戦が開催!
新人戦クラウド・ボールの選手として抜擢されたアリサだけでなく、
茉莉花もミラージ・バットの選手候補として練習することに!
しかし、高校生たちの純粋な想いを踏みにじるかのように、
大人たちの思惑が邪魔をしてきて…
前シリーズでは九校戦と言えば他国マフィアからの妨害とか、
国内勢力の派閥争いと色々と問題が起こっていましたが、
超高校生級の司波達也がいないと、そういった汚い大人たちの思惑から守られないんですよね。
今回は司波達也以外で国防を担うための次期戦力のスカウト、
という元老院議員の思惑が働いて生徒たちに親からの過剰なプレッシャーがかかり、
本来の実力が発揮できないどころか、本番で活躍できないという悪循環に陥っていて、
本当にこの世界の大人たちは余計なことしかしないなぁ、と思います。
そんな大人たちの思惑とは関係なく頑張るアリサと茉莉花ですが、
ライバルとなる三高の選手たちの熾烈な戦いが熱かったですね。
アリサが明の発案で仕掛けた小細工じみた策略が功を奏して勝ったと思ったら、
茉莉花が茜に仕掛けられた小狡い策略に手子摺って負けてしまうのは、
何というかお互いさまだな、と思いましたね。
まぁ、何だかんだとありつつも、
良い刺激を与えるライバル関係になってるんじゃないかな、と思います。
アリサはどうしても攻撃的になれないと悩んでいたけれど、
茉莉花のためならそんなことを簡単に克服できそうだな、とも思いました。
続刊の内容は未定みたいですが、
そろそろ司波兄妹が出てきて欲しくもあるので色々と気になるところです。
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