■[漫画]男尊女卑の時代で「黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ」2巻
黒博物館 三日月よ、怪物と踊れ2巻
出版社:講談社
作者名:藤田和日郎
作者twitter:藤田和日郎さん(@Ufujitakazuhiro) / Twitter
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歴史に残る名作「フランケンシュタイン」を生み出したメアリー・シェリーが、
女コサックの死体から生み出された怪物エルシィを女王陛下の護衛として教育するという、
奇想天外な世界観で描かれる黒博物館シリーズ第3弾の2冊目です。
メアリーが義父から新たに依頼された仕事は、
寄宿学校の内偵というものなんだけど、
これがまたヒドイもので…
男尊女卑が徹底された時代の英国は、
確かにこんな人たちが大勢居たんだろうな、と思わされますね。
メアリーの母親はフェミニズムの先駆けだったんだろうけど、
それを快く思わないのは女性にも居ただろうことは、
現代の社会情勢を見ているだけでも容易に想像できます。
オタク擁護をした女性を叩きまくる女性が多いもんなぁ…
そんな外道な奴等を一掃するだけでなく、
ご高説を垂れるノータリンを論破するエルシィが格好いいのです。
しかしまぁ、エルシィは格好いいんだけど、
力なき正義は無力だということを思い知らされますね。
権力なり暴力なりの後ろ盾がないと、正義というものはかくも脆いものであるなぁ。
それにしても黒博物館シリーズにしては珍しく長編になりそうですね。
少なくとも次の3巻でも完結しそうにないです。
何となく、全5巻くらいになりそうな予感…
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