■[漫画]月山の才能「バンオウ-盤王-」3巻
バンオウ-盤王-3巻
出版社:集英社
原作者名:綿引智也
作者名:春夏冬画楽
作者twitter:春夏冬画楽さん(@garaku_akinai) / Twitter
連載サイト:バンオウ-盤王- – 綿引智也/春夏冬画楽 | 少年ジャンプ+
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アマチュア竜王から竜王戦6組へと勝ち上がった月山。
300年間の経験がある吸血鬼とはいえ、
昼間からの長時間のプロとの対局は初めてなので、
わずかなゆらぎから悪手を指してしまいピンチに陥るが…?
3巻にして面白さが最高に盛り上がっていますね!
月山は棋力だけならトップ棋士相当だし、引き出しも豊富なんだけど、
吸血鬼の体力の無さや、プロ棋士との対戦経験のなさ、研究して対策されることがなかった…
という数々の弱点が露呈することで、無敵ではないことがわかるのです。
でも、それが面白さを演出しているんですよね。
ただ、やはり月山が強いところを見せると、格好いいと思っちゃうんですよ。
そしてその強さを分かりやすく演出してくれるのが、
以前月山に平手で押し切られた天草プロなわけです。
若手トップ棋士の天草が嘘や誇張なく月山の実力を評価することで、
その強さを保証し、観戦する棋士たちも緊張感が生まれるんですよね。
それが、より月山の底知れ無さを演出するんですが…
正直、この対局に限っては対局相手の光岡さんが最高に良い仕事をしてくれましたね。
月山の棋力が天賦の才によるものではなく、努力で積み上げてきたモノだと見抜き、
そして、月山の本当に凄い才能は棋力ではなく、将棋への果てしない愛だ、ということを感じたわけですよ。
今まで努力を積んできた光岡さんだからこその、見事な分析力だと思います。
そして、この漫画の面白いところはそういったシリアスな将棋シーンの合間に、
100%コメディなシーンが挟まれることなんですよねw
それが吸血鬼関連なネタばかりというのがまた面白いw
普通の漫画なら吸血鬼関連のネタの方がシリアスになりそうなんですけどね。
この漫画は将棋がメインなので、どうしても吸血鬼が笑いに昇華されるのですよw
吸血鬼仲間の月山大好きな鈴木さんと、
ヴァンパイアハンターのアンナちゃんのポンコツっぷりが最高なので、
今後もコメディパートを充実していってほしいものであります。
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