■[ラノベ]仲間のために獣人の里を救え…!「いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました」9巻
いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました9巻
出版社:ホビージャパン
作者名:霜月緋色
作者サイト:霜月緋色(腱鞘炎発症→安静中)
作者twitter:霜月緋色さん(@hiiro_11tsuki) / Twitter
絵師名:いわさきたかし
絵師twitter:いわさきたかしさん(@iwasaki_takashi) / Twitter
連載サイト:いつでも自宅に帰れる俺は、異世界で行商人をはじめました ~等価交換スキルで異世界通貨を日本円へ~
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キルファの「婚約者」という嘘をついて里帰りに付き添ったシロウ。
しかし故郷である獣人の里は今では交易都市オービルの方針転換によって獣人が迫害され、
しかもオーガの脅威に曝される危機的な状況に有った…
キルファは里の仲間たちを助ける為に大嫌いなサジリとの婚約を受け入れるんだけど…
待ちに待った後編ですよ!
本当に首を長くして待ってましたが、その期待以上の満足感を得られる素晴らしい9巻でした!
前編を読んですぐに私が思いついたのは、
セレスさんとママゴンさんの暴力でオーガを殲滅するというプランでしたが…
シロウは独裁者ではなくて商人ですから、そんな本能的なプランを採用しませんよね。
まぁ、セレスさんとママゴンさんが先に暴走したからっていうのも多少はあるかもですけど。
シェスはそんな大人達を他山の石として理性的に成長して欲しいものです…w
理性的なシロウが取ったプランはオービルに商会を出して、正規の値段で獣人を雇用する…
というブラック企業潰しのような真っ当なものなんだけど…、
体制側がそんな隙を作ってるはずもないので、
そこはちょっとアクロバティックな方法を取る言いましょうか…
王女であるシェスと異世界行商人の強みを存分に使った方法で、とても納得感がありました。
どう見ても悪役な宰相と大商人たちの罠をバレリアさん、セレスさん、ママゴンさんという、
圧倒的な武力を背景に大闘技会を勝ち登っていくところは爽快感がありましたね!
そして商会としての地位を得て獣人を雇用しても、それでも里の安全に憂いが残るキルファ…
彼女の意志もわかるんだけど、シロウのやるせなさを考えるとキツイですよね…
でも、シロウは今までたくさんの人たちを助けてますからね。
そんなシロウが困っていたら、みんなが助けてくれるというのは最高に嬉しいじゃないですか!
いがみ合っていた獣人たちも恩讐を超えて協力することができるなんて、凄い人徳ですよ!
そしてキルファが望まない結婚式の最中に乱入するとか、ベタもベタだけど、素敵じゃないですか!
これはもう、キルファルートで決まりじゃないの?
と思えるくらいにフラグがビンビンに立っててニヤニヤしっぱなしでした!
シロウの人徳という力で無双するのは最っ高でしたね。
今回の騒動のカラクリと黒幕たちは前編で予想出来た範囲でしたが、
それでこの物語の面白さが色褪せるものではありませんよ。
最後にはシロウがプロレス技で決めてくれたのも最高にスカッとしましたしね!
最後までとても面白かったです。
ただ、魔族関係で不穏なフラグが立ったのがちょっと心配ですね。
次巻はセレスさんがメインの回になるのかな?
このままシロウの商売と人徳で魔族との間にも平和が訪れると良いなぁ…
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