■[漫画]酒呑の鬼と陸奥の修羅「修羅の刻」20巻
菅原道真の祟りが恐れられた平安の世。
京の都を震撼させていた鬼の名は陸奥…、ではなく酒呑童子。
それに対するは京を守る源頼光。
そして数年前に頼光が伊吹の山で出会った童こそが陸奥の名を継ぐ予定の庚であった…
四年半ぶりの修羅の刻は酒呑童子編!
頼光四天王は有名だし、陸奥の名前が入る余地はないと思ったんですが、
とぼけたおっさんの頼光が庚を坂田金太郎と名付けるという強引な手法で、
何とか辻褄を合わせてしまいましたねw
源頼光はFGOをはじめ、色々な作品でネタにされてましたけれど、
こういったとぼけたキャラは初めてですね。
川原正敏作品だと「海皇紀」のファンが近いと思います。
人を乗せるのが上手い、妙に人徳のあるキャラは何か憎めないんですよね。
そして意外だったのが渡辺綱ですよ。
茨木童子との因縁でも有名な渡辺綱ですけど、
それを陸奥の姉という設定にするのが面白い。
確かに陸奥の血を引く女性は今まで何度か出てきましたけれど、
どの子も陸奥になれなかったからなぁ。
鬼になりきれないからと取った手段もまた面白いものでしたが、
それで酒呑童子に見初められたというのもまた面白いですね。
しかしデカイですね、酒呑童子…
伝説だと神便鬼毒酒で弱体化させてから勝ってるけど、
この作品は修羅の刻ですからね。
陸奥が真っ向勝負で挑むんだろうなぁ…
楽しみ。
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