■[漫画]魔王ハドラーとの決着!「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王」10巻
ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王10巻
出版社:集英社
原作者名:三条陸
作者名:芝田優作
作者twitter:芝田優作さん(@tokiwablue21) / Twitter
連載サイト:ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王 – 三条陸/芝田優作 | 少年ジャンプ+
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仲間達の決死の協力のお陰で、ほぼ万全に近い状態で魔王ハドラーの喉元へと辿り着いたアバン。
しかしその直前の扉を守るのは地獄の騎士バルトス。
魔王軍随一の剣の使い手にして、ハドラーの信頼が厚い腹心だが、
彼には決して負けられない理由がハドラー以外にもあって…
バルトスの決戦は熱いモノになると思っていましたが、
これがまた良い意味で予想を上回ってくれましたね!
特にバルトスが突き技を使うというのが良いです。
そのバルトスの突き技を見て、学んでいたヒュンケルが、
それを後にブラッディースクライドとして昇華したんですね。
そう考えると、ダイが父バランからギガブレイクを受け継いだのと同じで、
親子の絆が感じられて、心を揺さぶられますよ。
バルトスは最後まで武人であり、父親だったんですよね。
そんなバルトスを生み出した時のハドラーもまた、高潔な男だったことが伺い知れます。
だというのに、何故こうまで歪んでしまったのか…
やはり雑魚だと侮っていた人間に手痛いしっぺ返しを食らって封印されたのが原因なんでしょうか。
そしてハドラーとの決戦ですが、こちらも結果は既に知っているし、
後にヒュンケルがアバンの書で無刀陣を会得した時のエピソードで知っていますが、
それでも前哨戦となる口論からして面白かったです。
特にハドラーが魔界で生まれ育ち、魔界の環境に辟易して、
地上を支配するために仲間集めをしていたというのが興味深いですね。
魔界産まれなのにバーンの存在を知らないということから考えて、
魔界も幽白みたいに、深い層と浅い層とかがあるのかもしれませんね。
そしてハドラーとアバンの戦いは、実力が伯仲しているからこそ、
魔族と人間という種族差が歴然としてしまうのが、面白い。
それでも、その差を埋めるためにアバンが考え続け、
ついにはもう一つのアバン流奥義に開眼するのが熱いんだよなぁ。
無刀陣は後にヒュンケルくらいしか使い手がいなかったし、
あまり活躍の場が無かったんだけど、重要な奥義だというのがよくわかります。
これがなかったらアバンがハドラーを倒せなかったんですね…!
そしてついに決着したわけですが…
次の11巻はヒュンケルの弟子取りを含めたエピソードになるようですね。
アバンがカールに帰らず、勇者の家庭教師として地方を遍歴した理由が語れるかな…?
と色々と期待しております。
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