本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!

:: 2024/7/21 日曜日::

■[漫画]カミルの誕生「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部「本のためなら巫女になる!」」11巻

祈念式では奇妙な青色神官ジルヴェスターに同道され、
しかも襲撃を受けながらも何とか無事にやり終えたマイン。
体調の回復を待ってから、ついに家族が待つ自宅へと戻れたんだけど、
臨月の母エーファは産気づいて…

ついにマインが待望していた弟のカミルの誕生です!

カミルも可愛いけれど、
カミルを抱っこするマインも可愛いですねぇ…
それを見守るエーファとトゥーリを含めて、とても微笑ましいシーンですよ。

愛するカミルのために絵本作りに全力を燃やすマインの暴走超特急だけど、
巻き込まれるルッツたちは大変ですね。
でも、マインの姉の愛と努力の結晶は今後のエーレンフェストに恵みをもたらすことになるし、
マインが弟妹に甘くなるのは今後の人間関係にとって重要になりますからね。
実はカミルはマインの弟として生まれただけで、エーレンフェストに多大な利益を齎しているのです。

そして神殿に捨てられた身食いの赤子であるディルクですが、
この子が出てきたということは第二部の終わりが見えてきましたね…
ディルクの世話をデリアに任せて、お姉ちゃんに任命したのは名采配だと思うんですけど、
初めて家族ができたことでデリアの愛情が暴走しちゃうのだけがねぇ…

デリアもしっかりとディルクを可愛がってあげているし、
下町の姉弟として考えれば何も問題はないんだけれど、
ここは主従関係がしっかりとしている神殿ですからね。
以前原作者の香月先生が活動報告で書かれていましたが、
主人であるマインの命令もなしに勝手にディルクに構うのは本当は駄目なんだけど、
マインは神殿の常識に慣れてないので、それに気付かなかったのが後々の不幸なんですよね。

それにアルノーの静かな悪意が神官長の配慮を歪めてしまうことで、
大きなうねりとなっていくのが、とてもやるせないんですよね…
第二部完結は近いですよ…!

今回の鈴華さんの描き下ろしはカミルのお世話をするマインですが、
おむつ替えももたもたしてるのには笑っちゃいましたねw
ふぁんぶっくの回答では、マインの匂いが家族と違うからカミルに泣かれたとありましたが、
それ以外の理由もありそうだな、と思わされましたね!

そして香月先生の書き下ろしSSはハイディ視点ですが、
ハイディが案外色々と考えてるというか…
アンゲリカのようなバカじゃないのにちょっと驚きました。(失礼
それでも自分の趣味というか、興味が優先されるところはマインと同類ですね。
ハイディとヨゼフは、マインとルッツのifを見ているようで少し微笑ましかったです。

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