■[漫画]三昧の境地へ至る…「ツマヌダ格闘街」7巻
ツマヌダ格闘街 7 (ヤングキングコミックス)
著者/訳者:上山 道郎
出版社:少年画報社( 2010-02-08 )
定価:¥ 580
Amazon価格:¥ 580
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4785933135
ISBN-13 : 9784785933135
作者サイト:別冊兄弟拳blog
最近はドラプラスでまたもネットでの知名度を上げた上山道郎先生ですが、
仕事もしっかりと手抜きが一切無い見事な出来映えで仕上げてくれて惚れ惚れします。
また、藤子不二雄ファンも唸らざるを得ない見事なドラえもんパロを描き上げるだけあって、
今回も藤子不二雄作品を元ネタにした新キャラが登場しちゃいます。
いやー、本当に藤子不二雄先生のことを尊敬してらっしゃるんですねぇ。
鷹羽選手との対戦に向けて修行に励むミツルだけど、
今回はドラエさんの手引きで鎌倉の禅寺での座禅体験といういつもと変わった修行に。
カイン王子という強敵と出会えた事も勿論要因の一つですが、
一見地味な座禅を通して、今までの修行の一つ一つが積み重なった境地である、
”全体が観える”という三昧の感覚に目覚めたのは大きいと思います。
物語のな転換点であり、読んでてカタルシスを感じた場面で内心打ち震えるモノがありました。
海の王子が元ネタと思われるカイン王子というトリックスターが現れたことにより、
鷹羽選手との対戦の前に風雲急を告げる事態が巻き起こりそうで次回も楽しみです。
まぁ、それはそれとして自分でミツルを修行に出しておきながら、
ミツルが傍に居なくて気が抜けちゃうドラエさんだとか、
ドラエさんは素敵な女性だとミツルに正面から言われて頬を赤らめるドラエさんだとか、
今回はドラエさんがいつも以上に可愛くて大変満足しましたですよ。
それと柚香ちゃん関連のエピソードも2つも用意されており、
護身術や立ち方のしっかりとした蘊蓄と一緒に、ミツルの精神的成長と、
成長と共に身につけた凄く大事な考え方を伝えており素晴らしかったですね。
ホント良い作品ですので、OURsの連載と合わせて読んで欲しいです。
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