■[漫画]諦めない教師と、その教え子の勝負師「龍と苺」18巻
苺ちゃんがまともに挨拶するだなんて、成長したなぁ…
それもこれも、宮村先生がずっと傍で支えていたからで…
末期癌の宮村先生に立派な姿を見せようと頑張っているのもそうだけど、
将棋を通して実際に成長しているというのもあると思うのです。
苺ちゃんは竜王戦を何とか三勝三敗の五分の所まで持って行ったけれど、
それでも棋力の差は縮まるどころか、その差を思い知るばかり…
宮村先生も緩和ケアを自宅で行うことも難しく入院することになり、
心ばかりが逸って有利になる条件があるわけではないんだけど、
それでも諦めるということをしないのが苺ちゃんです。
そんな苺ちゃんが挑む竜王戦決着直前だけど、
今回一番の見所は宮村先生だと思うんですよ。
校長を引退しているとはいえ教え子たちからの人望は高く、
以前少しだけ話題に上がってたプロのミュージシャンになった生徒も見舞いに来てたけど、
そこで回想されてた若い頃の宮村先生は情熱も凄かったですね。
苺ちゃんに対してもそうだけど、
一方的に大人の事情を押し付けるのではなく、
一人の人間として向かい合って、教え諭しているんですよ。
苺ちゃんが勝負を決して諦めない勝負師の心の持ち主だとすると、
宮村先生は教育を決して諦めない教師の鑑だと思います。
竜王戦の決着は次の19巻に持ち越しですが、
そもそも連載は何故か1年分くらい先を行っているので、
そろそろ一気に5冊くらい出して欲しいところなんですが…
というか、アニメ化とかしてもおかしくないと思うんだけどね…
その発表に合わせて怒濤の発売ラッシュとか計画してたりするのかな?
とにもかくにも、早く出してください、お願いします!
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