■[ラノベ]我々は六年半待った…!「東京レイヴンズ 17 REsiSTANCE」
東京レイヴンズ17 REsiSTANCE
出版社:KADOKAWA
作者名:あざの耕平
作者サイト:あざログ
作者twitter:あざの耕平さん(@k_aza) / Twitter
絵師名:すみ兵
絵師サイト:—マッチョリ—
絵師twitter:すみ兵さん(@suminiku) / Twitter
紙書籍通販:東京レイヴンズ17 REsiSTANCE
Kindle版まとめ買い:東京レイヴンズ
DMM電子書籍:東京レイヴンズ17 REsiSTANCE
飛車丸と夏目。
同じ魂を持つ者が同じ時代に存在している矛盾を解決するため、
春虎は夏目の魂を過去に送り、飛車丸の前身である土御門混へと転生させた。
混は夜光と出会い、一緒に戦時下を駆け抜け、夜光が生まれ変わる時を待ち、
遂には春虎と巡り会い、そして、今に戻るのだった…
2,3年は待つつもりでしたが、まさか6年半待つとは思いませんでした。
でも、待たされた甲斐もあってか、物語の中には思いっきり没入しましたね。
この17巻を読むために14~16巻を読み返していたのも大きいです。
時系列的には14巻の直後、多軌子に神霊、平将門が降臨したことで、
春虎たちにとっては既に負けが確定した状態です。
夏目は目覚めたし、仲間は誰一人欠けていないけれど、
それでも既に敵は目的を達成済みなんですよね。
この盤面をひっくり返す鬼手なんかないですし、
そもそもが転生前の夜光が見た通りの状況です。
そのような絶望的な中でも、
やれることをやって踏み留まっている天海たちは頼りになると大人だと思います。
天馬たちも頑張っているけれど、それも大人の組織力があってことですし…
でも、そんな大人たちがまず立ち向かわなければならないのが、
当代最強である炎魔の宮地なんですが…
これがまた、反則なほどに強いんですねぇ…
今まで話には聞いていたし、味方だった時は頼り甲斐があったけれど、
春虎たちからは見えないところで本領を発揮していたし、
14巻では春虎に封殺されていたので具体的な強さがわからなかったんだけど、
今回は嫌という程わかりましたよ。
木暮と鏡だけじゃなく、他の十二神将総掛かりでやっと互角とか強すぎでしょう。
木暮と言えば、彼も旧友二人と話し合うことで過去のわだかまりが解消されたようだけど…
彼らにも彼らの物語が有ったんだなぁ、というのがヒシヒシと伝わってきますね。
木暮が主人公のスピンオフとか出来そうだけど、
その前に本編を完結させないとですね…w
本編主人公である春虎も、夜光の前世が覚醒したとはいえ、春虎なんですよね。
育ての父である鷹寛、実父である泰純と再会し、
前世からの式神である夏目と一緒に戦えるようになったけれど、
最後の一押しが冬児というのが、やっぱり年頃の男の子なんだなって思います。
もちろん、夏目(コン)の思い出もかなり重要なキーだったけど、
悪友である冬児の影響が大きいのは間違いないわけで…
それに嫉妬する夏目がとても可愛かったですw
それにしても次巻で完結って… まとまるのかな…?
夏目が夜光の今際の言葉を思い出して、何とかハッピーエンドにして欲しいけれど…
この状態から何とかなるのかなぁ…?
取りあえず次巻までは6年も待ちたくないので、早めにお願いしたいところです。
できれば年内を希望…!
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