■[ラノベ]さよなら園芸部、そして…「神様のメモ帳」3巻
神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキーメディアワークス( 2008-06-10 )
定価:¥ 641
Amazon価格:¥ 641
文庫 ( 335 ページ )
ISBN-10 : 4048670972
ISBN-13 : 9784048670975
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
絵師サイト:迷子通信
彩夏が帰ってきた。
飛び降り自殺をし、一時は植物状態を危ぶまれたものの帰ってきた。
ただ奇跡はそう続かずに彩夏の記憶はあやふやで鳴海との園芸部の活動は覚えていなかった。
それでもアリスに諭されたように、もう一度ゆっくりと思い出して貰おうと思っていたら、
神様はそんな時間も許してはくれなくて…
急遽生徒会の議題に上がった園芸部を含めた少人数部活動の廃止案。
それを阻止しようとする監査の香坂先輩の依頼と彩夏の為に動き出す鳴海なんだけど、
園芸部が出来た経緯を調べていくとそこにはテツ先輩がイジメをしたせいで退学したという事実が…?
テツを挟んで意見が割れるニート軍団を前に鳴海は不器用に突っ走ります。
正直今回は事件、というかイジメで死んだとされる羽矢野友彦とテツ先輩の意志は、
男の子なら結構早い段階で判ってしまうと思うのでカタルシスを感じることがないかと思ったんですが、
それでも最後に鳴海が幻視したテツ先輩が守ろうとした光景を思うと胸が締め付けられるものがありました。
そして頑ななテツ先輩と決闘する鳴海とか、凄く不器用なんだけど格好良かったですね。
それにしてもアリス相手にはさらりと無意識に蠱惑的な台詞を言えるくせに、
彩夏相手には上手く伝えられないとか鳴海はニート予備軍なのに青春してますよね。
タイプが違う二人の女の子に思われてるだなんて羨ましいぞ、鳴海。
しかし今回のヒロインはある意味この二人じゃなかったような気がします。
でもそれで良いんじゃないかなー…、うん…
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