■[漫画]田中ロミオエンジン始動「人類は衰退しました」3巻
人類は衰退しました 3 (ガガガ文庫 た 1-3)
著者/訳者:田中 ロミオ
出版社:小学館( 2008-04-19 )
定価:¥ 630
文庫
ISBN-10 : 4094510613
ISBN-13 : 9784094510614
人類の記録を残そうとするヒト・モニュメント計画。
誰が提唱したのか判らないけど、その流れで通電することになったクスノキの里。
文明の源である電力を衛星から無尽蔵に受け取ることで活気付く中、
妖精さんたちは電磁波の影響で里帰りすることになり…?
都市遺跡を助手さんと探索することになり、
妖精さんもあまり出番がなく、ファンタジー要素も目減り中。
それによって世界観が透けて見えるようになり、
SF分が多めだけど、それこそが田中ロミオを言わんばかりの展開に。
文体や雰囲気からほのぼのとした印象を受けますが、
物語は結構切実な冒険模様を呈しているのです。
しかも主人公は最後には冴えたやり方ながら大胆な手段をさっくりと起こしたり、
助手さんの面倒を見たり調停官として働いたりしているのです。
おぉ、何か偉大な進歩。
中盤から物語の全体像が見えてきてからが田中ロミオ作品の本領発揮なので、
これからこの作品がどう転んでいくのか見物だったりします。
このまま銭の為にのんびりと間延びして続く可能性も否めませんが!
まぁ、兎に角田中ロミオさんは頑張って生きて欲しいです。
いや、マジで。
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