■[ラノベ]現代陰陽ファンタジー新作!「東京レイヴンズ SHAMAN*CLAN」
東京レイヴンズ1 SHAMAN*CLAN (富士見ファンタジア文庫)
著者/訳者:あざの 耕平
出版社:富士見書房( 2010-05-20 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
文庫 ( 318 ページ )
ISBN-10 : 4829135190
ISBN-13 : 9784829135198
作者サイト:あざログ
絵師サイト:—マッチョリ—
吸血鬼を扱ったラノベとしては歴史に残るであろう名作、BBBを生み出したあざの耕平さんの新作は、
現代を舞台にした陰陽師たちが活躍するファンタジー作品!
Dクラ、BBBと続いて現代を舞台にした作品ですが、今度も現実とは少し異なっていて、
陰陽師が国家資格として運用され、活躍がTV中継までされる世界設定です。
明治維新で廃止された陰陽寮が大戦中の軍部の暴走で復活し、
一人の天才陰陽師が陰陽師の手法を確立し、戦力として運用していた過去があり、
その天才陰陽師が行ったある儀式により大霊災が起こり、東京は霊災が頻繁に起こるようになった現代、
陰陽師の名門にして安倍晴明の直系子孫の土御門家の分家に生まれた土御門春虎が物語の主人公です。
この新作はあざの耕平さんの作品にしては珍しく、主人公が男である上に馬鹿です。
景ちゃんもジローも多少鈍感な所はあったけど、春虎はバカ虎と渾名されるのが当然なくらい馬鹿です。
学力的な意味でもそうですが、察しの悪い所とか色々含めて本当に馬鹿です。
それでも決める所はキチっと決めてくれるのは流石に主人公してますが。
まだまだ序盤ですし、幼馴染みにして土御門家次期当主の土御門夏目の魅力もまだまだこれからでしょうし、
そもそも舞台がやっと次回から東京になることですので2巻には早くも期待が高まります。
特にあざの耕平さんの作品は伏線の張り巡らせ方とその回収方法が特筆に値しますので、
後半からどんどん面白くなる可能性が非常に大なので今から楽しみで仕方ありません。
バカ虎の鈍さにめげずに夏目、ファイト!
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