■[ラノベ]昼と夜の世界の脈動「BLACK BLOOD BROTHERS9 黒蛇接近」
BLACK BLOOD BROTHERS9 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 黒蛇接近― (富士見ファンタジア文庫 96-15)
著者/訳者:文庫
出版社:富士見書房( 2008-06-20 )
定価:¥ 693
文庫
ISBN-10 : 482913299X
ISBN-13 : 9784829132999
物語が進むほどに面白さが増してくるあざの耕平さんのBBB
全世界を股に掛けた吸血鬼と人間の調停をテーマにした物語は、
クライマックスを控え素晴らしい盛り上がりを見せています。
今や「乙女」として全世界に影響力を持つほどになったミミコが、
痛々しいほどに頑張る中、ミミコを九龍の血統とする計画を立てるザザ。
喉元に迫るカーサたち一行に戦慄を走らせるアンヌ・ウォーロックの来訪から物語は動き始めます。
アンヌとの短い邂逅から自分を取り戻し、肩の荷が下りるミミコと、
夜の世界を相手に実直に語りかけるジローと奮闘する姿が頼もしく清々しいです。
吸血鬼同士のバトルも熱く、迫力と緊迫感が伝わってくるかのようです。
クライマックスが近付いてきて、次回は10年前、香港での出来事が描かれそうです。
もうこれ以上ないほどに熱く素晴らしい作品なので多くを語りませんが、
富士見ファンタジア文庫の作品の中でも一二を争う名作なので是非読んで欲しいです。
メディアミックスに恵まれなかったのが本当に不幸な作品です…
いや、ホント、BBBオモシロイっスね。
ここ数巻のラストシーンへの流れは、熱いあつい奔流に、飲み込まれんばかりの勢いですわね。
いやぁ、あざのさん、大好きですわ。次巻にも期待。
コメント by raku — 2008/6/30 月曜日 @ 22:46:25
>rakuさん
スロースターターだけど、それだけに後半に入ってきてからの面白さったらないですよね!
次巻への期待が高まるばかりです。
コメント by フラン — 2008/7/5 土曜日 @ 9:14:31