■[ラノベ]色々と残念な面子が集う隣人部の日常「僕は友達が少ない」1巻&2巻
僕は友達が少ない (MF文庫J)
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2009-08-21 )
文庫 ( 263 ページ )
作者サイト:平坂読web yellow spring
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦
僕は友達が少ない 2 (MF文庫J)
著者/訳者:平坂 読
出版社:メディアファクトリー( 2009-11-21 )
文庫 ( 263 ページ )
作者サイト:平坂読web yellow spring
作者twitter:平坂読 (hirasakayomi) on Twitter
絵師サイト:ブリキの砦
あらすじ:友達がいないはぐれモノたちが友達を作るための部活”隣人部”でダベったりアホなことをやったりする日々を綴っただけの作品です。うんこ!
羽瀬川小鷹:一応主人公。母が英国人のハーフなんだけど父の血が濃いのか地毛がヤンキーみたいな残念な金髪。生来の目つきの悪さも手伝ってクラスメイトにヤンキーと思われているせいで友達が少ない。
三日月夜空:黒髪ロングで切れ長の瞳を持つ中性的な美人だが無愛想でドSな性格でクラスメイトから一歩引かれている。エア友達のトモちゃんがいるがリアルでは友達が少ない。
柏崎星奈:母が外国人のハーフにして金髪碧眼容姿端麗頭脳明晰スポーツ万能の完璧超人だがナルシスト&高飛車な為に同性からは毛嫌いされている。夜空にからかわれる毎日の玩具。友達作りの為にギャルゲをやり始めてエロゲにまで手を出し残念なことに。当然友達が少ない。
楠幸村:見た目は美少女、しかしてその実態は名前の通りの男の娘。ひらがなを多用する独特のしゃべり方が特徴。真の男になるためにヤンキーと評判の小鷹(誤解だが)の舎弟になる。夜空の玩具2。やはり友達が少ない。
羽瀬川小鳩:小鷹の妹。ただしこちらは母の血が濃いのか完全に金髪碧眼。ややブラコンな中学二年生。非常に可愛いロリ体型な美少女なのだが厨二病を患っている為に非常に痛いゴスロリ娘。当然友達が少ない。
志熊理科:理科室登校が許可されている天才発明家美少女。ただしメカ×メカの妄想が大好きな腐りすぎた少女。夜空の苦手な下ネタを多用し、更に罵詈雑言もご褒美という夜空の天敵。その特異な趣味と天才すぎるが故に友達が少ない。
高山マリア:聖クロニカ学園で教鞭をとるシスターだが10歳の天才児。銀髪碧眼の幼女で勉強はできるけど頭が弱いので夜空に騙される日々。小鳩と小鷹の妹の座を取り合う口癖が「うんこ」な残念な子。勿論友達が少ない。
1巻冒頭で一応全キャラ出るけど、実質全員が本編に絡んで登場するのは2巻になってからなので、
読むなら2巻まで一気に読むことをオススメします。
10歳の幼女が「うんこ!」と言ってるのが拝めるのは2巻から!
…うむ、どの層に向けたアピールなのかサッパリですな。
前作のラノベ部みたいなお行儀の良さは場外に飛んでいったの如く、
初っ端から二人のヒロインがゲロを吐く、というあり得ない始まり方をしていたりと、
下品でバカでくだらなさ全開な内容なんだけど、だがそれが良い。
やはり作者が自分の本質を赤裸々にする作品は面白いなぁ。
もっとも学生時代に友達が少なかったことをここまでおおっぴらにする人は見たことないですけど。
今年のGWのLNFで話を聞いた限り本当に友達少なかったみたいですからね。
「学生時代はどうでしたか?」なんて質問した人とかマジひでぇ。
基本的に良い奴なんだけど誤解されて敬遠される小鷹が可哀想ではあるんですが、
周りに美少女(年)が一杯でしかも全員から少なからず好意を持たれてるは羨ましいですね!
しかし思考回路が一々友達がいない悲哀に富んでいるのが、
作者のこれまでの人生を感じさせて涙がちょちょぎれそうです。(笑
どのキャラも面白いけどお気に入りは小鳩と星奈かなー
普段は痛いキャラの小鳩が精神的に余裕がなくなった時に
「あんちゃん!」と素に戻るとこが可愛いと言いましょうか。
星奈はギャルゲに感情移入しまくって涙を流すトコとかちょっと愛おしいな、と。
あと、夜空に言い負かされて泣いて逃げるトコとか庇護欲をそそります。
いやー、それにしてもALIVEの漫画版を読んだ時点で面白いのは判ってましたが、
実際に読んでみるとやはり面白いですね。
前作の印象が強かったので少々敬遠気味でしたが、読んでみて良かったです。
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