■[お知らせ]予想以上に自転車ムックで濃いオタクネタが散りばめられた「cycle clip」
サイクルクリップ (三才ブックス vol.331)
出版社:三才ブックス( 2010-10-28 )
単行本 ( 111 ページ )
オタク向けの自転車充読本として「サイクルクリップ」が先月末に発売されました。
何でいきなり漫画ともラノベとも違うこの本を紹介するかというと、
縁あって「弱虫ペダル」の名場面解説で2ページほど書かせていただいたからです。
私の文章力では「弱虫ペダル」への好きがどこまで表現できたか判りませんが、
編集さんが非常に綺麗に整形してくれたので多少は読めるモノになっていると思います。
「弱虫ペダル」をキッカケにロードレーサーを買って乗り始めた一人として、
少々光栄に過ぎる仕事でしたが、やっぱり嬉しかったです。
で、私なんかの文章は兎も角、献本を頂いたので折角なので全部読ませて頂いたんですが、
これが予想以上に自転車に対する造詣が深い内容で驚きました。
自転車にちょっと興味を持ち始め、多少はブランド名を覚えてきたって感じの人にはぴったり。
オタク向けと銘打ってるだけあり、自転車の解説にもオタクに判るネタを散りばめており、
ブロンプトンの解説に「けいおん!」OPが紹介されていたりするのは判るとして、
MTBの解説で「化物語」の阿良々木くんが神原後輩に破壊されたコトまで語られてたりと、
中々にマニアックでオタク心をくすぐるんですよね。
また、具体的な自転車の用途として「らき☆すた」などで有名な埼玉の聖地探訪を、
自転車でやっちゃうのをしっかりとやってるのも面白いですね。
私もつい先日、京都の「けいおん!」聖地探訪の一部をレンタサイクルでやってきただけに、
自転車ならではの聖地探訪の楽しみが判るだけに共感する部分がありました。
他にも交通ルールといった基本的なこともしっかりと描かれており、
自転車初心者にとって良い教科書でもあると思います。
それでいてコアな部類に入る自転車をテーマにした同人誌の紹介をしてたりと、
マニアックな部分もケアしてて面白いんですよね。
そんな訳で贔屓目無しに良い自転車読本だと思いますので結構お勧めです。
「弱虫ペダル」を読んで自転車に興味を持った方とかどうでしょうか?
あと、全くの余談になりますが武蔵屋長元坊さんと同じ本に載るってのが嬉しかったですね。
即売会では何度かお話ししたことはあるんですが、まさかこんな所で繋がるとは。
人生何があるか分かりませんね。(笑
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