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:: 2008/7/25 金曜日::

■[漫画]稀代のエロゲコミカライズ作家が送る「FORTUNE ARTERIAL」1巻

FORTUNE ARTERIAL (1) (角川コミックス・エース 135-8)
著者/訳者:児玉 樹 オーガスト
出版社:角川グループパブリッシング( 2008-07-26 )
定価:¥ 567
コミック
ISBN-10 : 4047150819
ISBN-13 : 9784047150812
作者サイト:きつねのてぶくろ

「Canvas2」で原作を超える魅力を内包したコミカライズを成し遂げた児玉樹さんですが、
その実力を買われたのかオーガストの新作エロゲ「FORTUNE ARTERIAL」コミカライズ担当に抜擢。
期待に違わず漫画版の面白さは十全で、コンプティークという漫画雑誌としてはマイナーなのに大人気。
そしてこの度、待望の1巻発売となりました。

父の仕事の都合で転校を繰り返す主人公、支倉孝平は7年前に去った珠津島に戻り、、
幼馴染みの悠木姉妹との再会や級友の八幡平と知り合う機会に恵まれるんですが、
一番印象的な出会いを果たしたのは最初に歓迎してくれた千堂瑛里華との邂逅。

さい先良いのか悪いのか、兎に角面白い出会いになったのは間違いありません。

エロゲからエロを抜いた後に残るラブコメという魅力を120%発揮し、
そのすっきりとした読みやすい絵柄で読者に幸せな想いを伝えていきます。
勿論18禁にならない程度にはサービスシーンは用意されております。
具体的にはヒロイン瑛里華の入浴シーンに居合わせるトコとか。
ちなみにここでの一番の見所は全裸ではなく、見られて恥ずかしがる瑛里華です。
そして会長のイタズラだと判り瑛里華の為に食ってかかる孝平の事をを知って、
孝平に対する心象が変化するトコとかはラブコメとして非常に美味しいです。

1巻終盤で普通の学園モノだけではないことが判明する訳ですが、
やはりこの作品の見所はラブコメで間違いないので、
この設定をどう使ってそういった展開に持って行くのか楽しみです。
原作既読の人にもそうでない人にもお勧めしたい漫画です。
これからの極上のラブコメ展開に期待。

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