■[漫画]ドキDOKI! 同棲生活っ!「しなこいっ」4巻
しなこいっ④ (CR COMICS)
著者/訳者:黒神遊夜 神崎かるな
出版社:ジャイブ( 2011-01-07 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「白花雨&ぐりーんぺっぱー」トップページ
作者twitter:神崎かるな (kanzakikaruna) on Twitter
突然襲いかかってきた”番号持ち”を辛くも撃退し、
日常を取り戻したかのように思えた遠山桜だったが、
かつての日常に戻れなくなった…
そう…、知ってしまった…、もとい気付いてしまった事実によって…、
な訳ではなく、別の理由で日常が日常と成り得なかったのです。
そう、榊龍之介との同棲生活が始まることによって…!(ズゴゴゴゴ
あ、ちなみに吹雪ちゃんは勿論、北河くんも一緒なんですけどね!(ミャハッ☆
今回一番の衝撃だった事実は黒神さんPRESENTSなショーツとブラの畳み方ですね!
いやー、姉も妹もいないし同棲していた過去もないので、
その手の知識が皆無な私にとっては未知の領域でしたよ。
剣道や剣術の知識も面白いけど、それ以上に関心が高かったのは否めません。
将来的に活用できそうな予定がないのがいかんともしがたいですが!
他にも桜が学校で剣道部の青春ストーリーを匂わせつつも出オチにさせながらも、
北河相手に対長物の修行に明け暮れてと剣道モノとしてもしっかりしています。
しかしやはり風呂場でドッキリやショーツとブラがきちんと龍之介に畳まれたりとか、
一緒に玄関を出る所を目撃されたりとかドキドキ同棲モノの印象が深かったですね!
小生、一ラブコメ好き故、致し方ないのでござる…!
ようやっと「しなこいっ4」を発見したので購入して参りました。
今回は、剣術に関しての目新しい解釈は特になかったですね。その中で、北河さんの王道たるジックリとした年季モノの駆け引きには恐れ入りました。先ずあの切先がねー……。長物は初動で切先を抑えられればその重さが大概、裏目に出るのですが、私は二尺刃物を振った経験が皆無なのでどうしても間合いの優位を取られます。
故に自分から仕掛けて間合いを詰めるしかないわけですが、極端な話「抑えようとした切先を軽く外されただけで自爆の突きを喰らう」のでイヤン。まだ現代刀での居合に用いられる二尺前後なら、差し違える覚悟でやれる自信がありますが(現代刀は二尺前後で重量1kg程度、対して私の鉈は一尺五寸で600g越えなので正面切っての打ち合いなら分はあります。腰刀の予備があるのでその辺りは柔軟に)、2mをああも器用に振られてはねー……。あと、根本的に専守防衛なので自主的に攻めた事が一度もない上に凄く下手です。刃物で先の先を取れってちょっと現代では中々……。
結局、オロチへの対処法はやはり「跳ね馬」や「雲耀」といった一点豪華主義に頼らず、相手の得物が重い点を徹底的について、トコトン間合いを外しながら中距離でプレッシャーを掛け続けるのが一番、理に叶っているのですかね? 相手の体力消耗を誘うわけですが、そういう意味では確かに桜には天敵ですよね。
しかし、猪口さんが傷兵として戦線離脱となったのは個人的に痛いです……! あの方、凄く実践的な剣術を披露してくださっていたので凄く勉強になったのですが、極めて残念無念……。それに猪口さんが戦闘要員としては最も汎用性が高く基礎も抜群でバランスも取れていただけに、戦線離脱はキツイですね。あと北河的なラブコメ的意味でも。
そして吹雪さん、極めて柔らかで可動性も高く皮膚が薄い眉の上を麻酔無しで二針縫合というのはイイのそれ……!? 痛みで少しでも動いたら可動域が高いので皮膚中で縫い針が捩れますから滅茶苦茶、痛い上に縫合がずれません!? 唯でさえ薄い皮膚を縫合するのは激痛が伴うというのに……。私も以前、右腕上腕部を六針、好奇心から麻酔無しで単純縫合した事がありますが、ありゃ本当に痛かった……(針で皮膚をぶっ刺して糸を貫通させた上で結ぶわけですから、痛くないわけがないのですが)。それとも、皮膚が薄いと使う針と糸も細いのですかね? この辺りは流石に門外漢なので解りかねるのですが、せめて軽い筋肉注射による麻酔はして欲しいです
よ吹雪さん……。こうも強行できるのは身内ならではですかね?
ついでですが、「傷が痕になって残るかも知れない」と発言しておられる以上、「傷が残りにくい縫合」をしたと考えられますので、少なくとも単純縫合ではなくマットレス縫合ですよね。単純縫合は傷口の両側を針で貫通させて傷口上部で輪を作って結ぶ為、一針について皮膚に空ける穴は二箇所です。単純縫合は施術が短時間で済む分、肉体への負担が少なく止血も手早く行う事が出来るのですが、縫合後の傷口がやや捩れるので治癒過程でかなりのテンションを受け、傷跡が残りやすいです。対してマットレス縫合は、単純縫合とは異なって「一つの針に対して倍の四箇所、穴を開けます」。傷の上下に二箇所ずつ針を通して傷口の固定を「皮膚の中でかつ内
部」で行う為、皮膚の稼働に対して傷へのテンションが少なく痕になりにくいのですよ。
……八箇所の針通しで麻酔無しですか? 鬼や……。
あ、私も「女性用下着のたたみかた講座」は凄く勉強になりました。つーか「色々と面倒なんだなぁ」というのが正直な所ですw
あと龍之介の「郷里にはノックの習慣がなかったんだ」はコレ、純和風平屋の襖戸だったのでは無いですかねー? それはノックの遣りようもないですなw
コメント by Mya — 2011/1/16 日曜日 @ 4:02:07