■[ラノベ]これは花田勝の物語「神様のメモ帳」6巻
神様のメモ帳〈6〉 (電撃文庫)
著者/訳者:杉井 光
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-02-10 )
文庫 ( 383 ページ )
作者サイト:杉井光・公式サイト NEET TEEN
作者twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
絵師サイト:迷子通信
絵師twitter:岸田メル (mellco) on Twitter
ミンさんが母方の実家である香港マフィアの跡目相続とそれに絡んだ婚約騒ぎで、
ヒロさんが本気でミンさんの婚約をぶち壊す話の「はなまるウエディング」
ヒロさんのヒモの先生であり、アリスの大叔父であるジゴロ先生に見込まれた、
天然ジゴロのナルミに降りかかる災難と詐欺師話術が見られる「ジゴロ先生、最後の授業」
今回はこの2本なんですが、前者がメインで後者は書き下ろしの短編となっていまして、
そのせいで350ページ前後というボリュームになっておりかなり読み応えがあります。
それにしてもミンさんの実父である花田勝は本当に凄い。
「はなまるウエディング」は冒頭で花田勝の物語と述べられていたけど、正直半信半疑でした。
ミンさんがヒロインポジションで、ヒロさんがヒモなのに本気で身体を張って頑張ってるし、
何よりいつも通りナルミの詐欺師じみた機転も全速回転してたというのに、
それすらも凌駕する花田勝の命懸けの愛情には感服させられました。
本当に、花田勝の物語でした。
それにしても本当にナルミってばジゴロだよなぁ。
お陰で天然ジゴロな台詞に赤面しまくりで動転しまくりなアリスを見られて眼福ですが、
それが彩夏やマオたちに発揮されないのは、それも天然故なのでしょうか。
しかし彩夏は日常を感じさせる癒しキャラだけど、ナルミにとっては傷口に塩かも。
まぁ、そこが面白いんですが。(笑
ヒロの師匠であるジゴロ先生にまで見込まれたナルミの明日はどっちなんでしょう。
ヒロにミンさんというオンリーワンの女性が出来たように、
ナルミにもオンリーワンの女性がそう遠くないうちに出来ると思うんですよね。
多分その女性はいつも身近に居て、不思議の国のアリスのコスプレが似合うと思うんだ。
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