■[ラノベ]冬だ! 修学旅行だ! 沖縄だ…!?「とらドラ8!」
とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11)
著者/訳者:竹宮 ゆゆこ
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-08-10 )
定価:¥ 578
文庫
ISBN-10 : 4048671707
ISBN-13 : 9784048671705
絵師サイト:Σぎゃあ
7巻の時点で強烈に辛く、苦しい終わり方だったけど、
8巻ではそれが加速して恋の鈍痛が襲ってきます。
ラブコメでこれほどまでに心が苦しくなる作品は滅多にないですよ。
そしてそんな作品が凄く好きな私はマゾなのかも知れない。
インフルエンザ入院から退院し、新学期を迎え実乃梨と再会することになる竜児。
そして竜児の恋を成就させるため自立を決意する大河。
実乃梨は努めて普通に接してきて、竜児は当然困惑するし切なくなるし、
亜美は亜美でつっけんどんな態度を取る中、学生にとって一大イベントの修学旅行へ。
南国の明るい場所で実乃梨の気持ちを確かめようとするも、
行き先は竜児の心象風景を具現化したかのように雪山に変更され…
もうね、どのキャラも高校生なんだなぁ、とシミジミと思いますよ。
アホの春田は元より、北村含めて男子は女心なんて判らないバカばっか。
女子は女子で自分の気持ちに素直になれないバカばっか。
そして喧嘩して、泣いて、苦しんで、もう兎に角見事なまでに青春なんですよ。
こういった苦い体験があってこそ青春なんだよなぁ…
大河は竜児の為に、自分の竜児が好きという気持ちを忘れようとし、
実乃梨は大河の為に、竜児が好きな気持ちを抑え込み嫌われようとし、
亜美は罪悪感で、竜児が好きだけど気持ちを打ち明けることなんてできない。
亜美は最後に嘘だけど、と言ってるけどそれは「作戦通り」という発言に対してだけで、
竜児のことが好きだということは否定してないんですよね。
まぁ、竜児がそれに気付くはずはないんだけど…
しっかし、もつれにもつれたこの関係はどういった結末を迎えるんだろう。
2年生の終わりも近いし、竜児にしか決着が付けられないと思うんだけど…
9巻は10月発売とアニメ放映時期と一緒なので一日千秋の思いで待ちたいと思います。
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