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:: 2011/4/11 月曜日::

■[ラノベ]ガンバル駿河ちゃん「花物語」

花物語 (講談社BOX)
著者/訳者:西尾 維新
出版社:講談社( 2011-03-30 )
単行本(ソフトカバー) ( 292 ページ )
絵師サイト:青 春 電 繪 物 語 – 無名小站

第変話「するがデビル」は「猫物語 白」第懇話「つばさタイガー」と同じく、
阿良々木暦視点ではなく、ヒロイン視点で語られており、
即ち神原駿河が主人公であり語り部という形式になっています。
しかもてっきり「つばさタイガー」のサイドストーリー的な話かと思いきや、
時間もすっ飛び、阿良々木くんたちが卒業した後の神原が3年生に進級した直後の物語。

悪魔の左手が完治するまで忍野の目算で残り2年と言った所の神原だけど、
阿良々木くん視点では脳天気に見えながら結構繊細な神原駿河。
進級したある日、忍野の甥を名乗る後輩の扇やバスケ仲間の日傘から聞かされた、
相談したら何でも解決してくれる「悪魔様」の話が「無意識の自分」ではないかと疑い、
会える場所と聞かされた学習塾跡の焼け野原に行くと、中学時代のバスケの宿敵・沼地蝋花に会う…

今回は阿良々木くん視点ではないのでそのぶっ飛んだ行動は少ししか出てきてないですが、
少しでも充分変態というか、実妹と爪切りプレイとか実妹への愛情が留まる所を知らない状態で、
正直大丈夫かこいつと思わざるを得ないのですが、まぁ阿良々木くんですからね!
阿良々木くん以外では貝木と電話口の火憐ちゃんとくらいしか既存のキャラが出てこないという、
神原と新キャラメインな悪魔な話なんですが、神原の区切りを付ける話としては納得な内容でした。

しかし会話の端々に出てくる羽川のその後だとか聞いてると、
そっちの話も読みたいし、「つばさタイガー」の神原視点ではどうなってるのか気になるのですが、
まぁ、次回はなでこメデューサなのでいつか出るかも知れない話を期待しながら、
ボチボチと生きたい所であります。

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