■[漫画]色んな宝物が散りばめられた「がらくたストリート」2巻
がらくたストリート 2 (バーズコミックス)
著者/訳者:山田 穣
出版社:幻冬舎コミックス( 2011-06-24 )
コミック ( ページ )
作者サイト:胡乱堂入口
1巻から結構間が空いてしまいましたが、無事に2巻が出た「がらくたストリート」
個人的には凄く面白いと思うんですが、掲載誌がマイナーなのもあるのか、
作者もビックリの売れてなさらしく、正直ちょっと意外ではあります。
各書店がプッシュするのも分かる面白さなんですけどねー
今日も今日とて土地神様や宇宙人たちがいるリントたちの日常。
特別で一本スジが通った物語がある訳でもなく、
リントたちの周辺の人たちの細々としたマニアックな蘊蓄が散りばめられた、
そんな日々が凄く魅力的に輝いているんですよね。
夏休みの最後にふらりと一人で山にキャンプしに行ったり、
そこで未来に飛んだり、時間が関係ない土地神に助けられたりと不思議な日常から、
路地裏をウロチョロして小さな新発見したり、友達と遊んだりと、
大小様々な日々が魅力的なんですよ。
しかし細かい雑学がホント色々と深いというか…
オーディオからキャンプ料理にテニスに体操にと興味深い限りです。
女体も肉感もあってステキだし、小学生のラブコメも初々しいしで、
様々な面白さが詰め込まれているので是非とも読んで欲しいです。
チョイと間が開いてしまいましたねー。私、大の「がっくリ」好きで気に掛かった回の雑誌を購入していた為、例えばリントが行方不明になるお話の第9話、所有している雑誌の第10話より前であったという事実がショック! もう記憶が曖昧です。
では盛り沢山の二巻ですが、「乙嫁語り」に倣って順を追って行きますかね? といっても宣伝になるよう摘み食いで!
二巻の冒頭、第7話では※印付き注意書きが出ていなかった点にやや戦慄しましたが(選挙応援に関しての※書きはあったのにw)、「トラックの荷台に人間を乗せて運搬するのは道交法違反」なので絶対に真似しないように!(ひよりちゃんの云う通りです) そういえば「よつばと!」でもその点、注意がなかったような?(よつばと恵那ちゃんがジャンボのトラックで出かける回ですね) 入谷さんのトラック、タウンエーストラックに見えますが、私は「……総積載量ってタウンエース、そんなにあったっけ?」と反射的に思えるくらいには道交法違反をしている程度ですから!(ぉ
で、カタログを調べてみましたが、現行のタウンエーストラックモデルが4WDで750kg積載可能ですから、14人積載で一人頭の体重上限57kg。……行けますな……。
……くれぐれも道交法違反ですからね? 事故ったら実にスプラッタですが、……個人的には日野自動車のデュトロ、ダブルキャブ4WDが使い勝手良いんじゃないかなぁと思ってます。六人乗れて荷物も詰めますしハッハッハ。しかし、ダイハツのHIJETにデッキバンモデルがあるのに対し、タウンエースにデッキバンモデルが無いので丁度、小型車のデッキバンモデルに穴が開いているんですよねー。
実際の海では褒められて照れる津島さん萌え。地味な子最高です。一方で津島さんが実は「胸が大きくなり始めてブラを着用しようか迷っている(雑誌での登場キャラクター紹介にて記載)」点に触れられていなくてチョットおじさん絶望した! こういうウケ所を必ず外さない山田先生には珍しいミス(?)ですが、コミックスの発売が遅れた点も鑑みるともしかして、お仕事が忙しいのかも知れませんね。
第8話。尾張二宮である大縣神社も、姫ノ宮本宮は御神体がお山です。一応、奥宮自体はキチンと祀られているので大神さんとは少し違いますけれどねー。禁足になる事もありませんので普通に年中、登れます。が、私がオオスズメバチの巣に紛れ込んで人生で初となる対複数オオスズメバチ白兵戦闘をしたのもこの山域なので、脇道に入って死んでも文句言わないように。
日本の3,000m級は割と登りましたが、低山の方が恐い場合が多いです本気で。すぐ迷うし道も整備されてないし鞍部とピークがハッキリせず見通しも悪いし森が深く月明かりすら通らないのでルートファインディング出来ないしと!(涙)
植物としての榊と神棚に祀られる「榊」は割と好い加減だったりします。何しろ関東より北は気候として榊が育たない傾向にあるので、杉などで代用したりもOKです。「神を祀ること神在すが如く」とは上手いなぁ。
第9話。私は膝丈までのズボンで気紛れに山に入って漆に中った事がありまして、皮膚が弱い私は三ヶ月、くるぶしがグチュグチュでした。故に虫や蛇や人体への有害な植物等の影響を考えると余り肌を出して、特に茂が深い山に入るのは現実として避けた方が良いでしょう。陸ヒルとかに付かれたらちょっと目も当てられません(確か肺寄生虫症を引き起こす寄生虫も種類によっては居ますからね。日本には居なかったはずですけど、この先もそうとは限りませんから)。
現実問題、地域の過疎化に応じてヒルの行動範囲も広がってきており、昔はそれこそ「皮膚に付いたヒルは塩をまぶすかライターで炙るかアルコールに触れさせるか」しか駆除方法を教えられなかったのですが(無理に引き剥がすと食い付いている口の部分が千切れて皮膚に残り、残ったヒルの口が腐敗してそれが原因となって感染症に罹る可能性があるので厳禁)、最近の登山具店でスプレータイプの「陸ヒル駆除剤」が売られていたのはチョット吃驚しましたね(「ヤマビルファイター」とか「ヤマビルキラー」とか)。其所まで深刻化している模様?
冷静になって考えれば、春日山や春日神社の藪にいる陸ヒル(ヤマビル)が山にいないというのは確かにおかしな話ですわね。
そして神隠しに遭うリント。帰ってこれて良かった……。
第10話。冒頭のコレ、私も高校時代辺りに流行ったので大いに遊んだ経験がありますが、私の方では「○○というお題に対して順に発言して答えられなかった人間が負け」というルールでした。ソレを「面白ければ勝ち」というのは面白いw
「オタクなのにテニスとか剣道とか~」
コレは割とマジで云われます。本当にどんなだったら満足なんでしょうね世間として? 山に登れて球技もそれなりにこなして握力が両手とも50kg越えで和弓が引けて四泳法体得していて並に走れるとオタクとして不満と申すか。「オタクが例外なく運動できない」という固定観念はやめて下さい。人間扱いしてない……(世間的に「オタク」という人種なのかも知れませんな)。
そして10話は島津さんが出てます。因みに50m走、昔は7秒切るくらいでしたが今はどうでしょうね?(十年以上振りに計測した握力は上記の通りでした。指の腱を損傷して治療の一環で計測した為、初っぱなから50kg出して私も作業療法士さんも吃驚)
「おめーその乳でバット振れんのか」
「ヘッスラしたら弾みそうだな」
コレ訴えられても文句言えないと思いますw で、草野球に甲子園二回戦投手w
因みに「ラジコンが本業の人」は今も私の地元球団に所属するプロ野球投手の事です。
第11話。宇宙ちゃんはこの回までが最も輝いていた……。メインキャストと思わせつつ他のレギュラー陣より出場回数の少ない宇宙人って山田先生どうなんですかw
表意文字と表語文字の大成君考察は本当に面白かったです。
第12話。モスキート音のお話しですが、山田先生は直にプリント基板で組んでらっしゃいましたねコレ。
正直、12話は殆どついて行けませんでした……。フランさんなら恐らく判るのでしょうなコレ。私にはサッパリポン。
第13話。滑らせはしませんが(タイヤ空気圧が高いので更に飛んできやすいのです)、私のコーナリングも基本的にはリントと同じですね。コーナー時の斜角とペダルを踏み込み全体的なコーナリングのバランスを取る為のトルクを少しでも間違えると、ハイサイドで飛んでくか傾きすぎて路面とキスをするかのどちらか。私は時速100km/hを越えた辺りの恐ろしさで「もう二度とやるか!」と、それ以来は安全運転です……。
「のりりん」でもそういう発言がありましたが、自転車のクラッシュは速度によってバイクのクラッシュより酷い目に遭う可能性も多いので注意して下さい。アクセルが手のバイクはスロットルを緩めれば自然と右手の握力が弱まるのでバイクと運転者が別々で飛んでいきますが、自転車は抜重とブレーキが両手を握り込む動作の関係で自転車にしがみつく事になる場合もあるので、クラッシュするなーと思ったときは大人しく投げ出されて下さいね。
コメント by Mya — 2011/6/27 月曜日 @ 2:23:04