■[漫画]2日目決着!「弱虫ペダル」18巻
弱虫ペダル 18 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:渡辺 航
出版社:秋田書店( 2011-07-08 )
コミック ( ページ )
作者サイト:「弱虫ペダル」と「まじもじるるも」の制服ブログ箱
実はこの18巻は2日目のゴール手前、数百メートルからゴールまでという、
極々短い距離を競い合う、僅か数分を描いた内容なんですが、
中だるみを感じさせることがない、熱さに溢れた面白さなんですよ!
独走の御堂筋、追撃する福富と金城の三つ巴が濃厚に描かれています。
福富と金城の二人は以前から描かれていたように1年前の因縁と、
その後、福富が総北に出向いての正式な謝罪から1年後への約束、
そして今、満を持してのゴール手前で迸る情熱が燃え上がるのです!
1日目の山岳で東堂と巻島の二人のように、正々堂々真っ向勝負を挑む二人は、
”強敵”と書いて”とも”と読むに相応しい関係で正に少年誌! って感じでした。
それに対してどこまでも孤独…、というより孤高を選んでいるのが御堂筋。
かつて今泉に「母が急病」という虚言をついていたことから薄々察してはいましたが、
やはり自分のお母さんは子供の頃に失ってたんですね…
子供の頃は他人と接するのが少々苦手なだけで純朴だった御堂筋が、
優しい母に誉めて貰う為だけに勝利だけを求めていくようになったのは、
悲しいというのもそうですけど、どこか口惜しいモノがありました。
同じ孤独だった坂道が今泉や鳴子と知り合い、ロードで一緒に走ることが出来ただけに、
御堂筋の悲しさが倍増されるというか…
子供の頃に坂道にとっての今泉や鳴子みたいな同じロード仲間が出来ていれば、
御堂筋もまた違った道を選んでいられたのかな、と思わずにはいられません。
それはそうと、1年前のインターハイの後に東堂と巻島が携帯の番号を交換している上に、
この頃から既に巻ちゃんと読んでいる東堂は腐女子の方々を喜ばせすぎだと思います。(笑
福富と金城といい、カッコイイライバル関係が多いよなぁ、弱虫ペダルって。
流石は少年漫画だと思いますよ、ホント!
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