本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/12/11 火曜日::

■[ラノベ]そして物語は転回する。「ソードアート・オンライン 11 アリシゼーション・ターニング」

ソードアート・オンライン11 アリシゼーション・ターニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-12-08 )
文庫 ( 312 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

このSAO11で川原礫さんの著作累計1000万部突破とのことで本当に凄いですね。
そして思わず印税計算をしてしまうあたり自分が汚れた大人になったと思わざるを得ません。(笑
しかし、そんな汚れた大人になっても面白いと感じさせる魅力が、
このソードアート・オンラインという作品にはあるんですよね!(綺麗にまとめたつもり

アンダーワールドの世界で2年以上が経過し、上級修剣士となったキリトとユージオ。
傍付きのロニエとティーゼという六等爵家の少女たちと共に穏やかな日々を過ごしていたが、
ライオスとウンベールという爵位を笠に着て高圧的な物腰の二人の奸計にハマり、
ある日ついにユージオは右目の封印を解き放ち禁忌目録違反を犯してしまう…

相変わらず川原礫作品はゲスの書き方が非常に上手く、胸くそ悪くなりますよね。
でもそういったゲスはそれに相応しい末路を辿ってくれるからこその爽快感もあるのも確かです。
しかし、平和なアンダーワールドで何故ライオスたちのようなゲスい輩が居るのか疑問だったのですが、
ここにきていきなり世界の核心の謎に迫るキャラが登場したのには驚きましたね。
いやはや、これは先が気になりますよ。

また、AWでも度々出てきていた「メイン・ビジュアライザー」という用語も登場し、
両方の作品を読んでいると更に面白さが高まってきますね。
そして外の世界におけるラース内部でもどこかトゲが刺さったかのような引っ掛かりがあり、
中々一筋縄で行かないようで果たして一体どうなるのか…

それにしても幾らSAOはストックがあるとはいえ、AWとの隔月刊行は本当に凄いですよね。
再来月は久しぶりのAWの新刊ですが、どちらも楽しみであります。

:: 2012/10/20 土曜日::

■[漫画]これはSAOであってもシリアスではない「そーどあーと☆おんらいん。」1巻

そーどあーと☆おんらいん。 1 (電撃コミックス EX 176-1)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-27 )
コミック ( 128 ページ )
原作者サイト:WORD GEAR
原作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:風の生まれる場所

先月発売の本作ですが良い評判が聞こえてる頃にはどこも完売で、
結局はツテを使って何とか入手した次第であります。
で、実際読んでみたら確かにこれは面白い!
それなのに何故私が知らなかったというと、
連載誌が電撃文庫マガジンというラノベ雑誌だったから…!
うーん、せめて公式サイトで第1話の試し読みとか出来たら良かったんだけどなぁ…

さて、SAOの公式コミカライズですが4コマということでコメディ要素がふんだんに盛り込まれており、
アインクラッド編を忠実になぞりながらもコミカルな可愛さが随所に散見されます。
特にアニメでは削られていたリズ編でのアスナの萌えポイントは、
原作とはまた違った味わいがあって非常にニヤニヤ出来ましたよ!

アスナ萌えポイント!

というかこのコミカライズでは全般的にリズは良い仕事してますよね。
本人の失恋イベントはナリを潜めていますが、
アスナという正妻を輝かせる役目を見事に果たしているのです!

アスにゃーん!

新婚アスにゃんの可愛さは空前絶後やでー!

ちなみに少しだけオリジナル要素というか新キャラを足しているんですが、
そこもまた絶妙に良い塩梅で笑いを堪えることが難しい!
なんだよ! 剣士「ああああ」って!

剣士「ああああ」

いや、私も初めてやったドラクエ3で同じ名前を勇者に付けたことあるけどさ!
こんなふざけた名前で無駄に強かったり、予想通り変態だったりと、
妙に笑いのツボを突いてきて口惜しいけど笑ってしまうんですよねー(笑

そしてオリキャラだけではなく、原作のキャラの扱いもよく心得てまして、
恋するアスナのテンパり具合に、ユイへの子煩悩っぷりを見ていると、
アスナという女の子への感情移入とか、そういったものがより刺激されるんですよね。
とはいえ、個人的に一番感情移入出来たのは
エギルがリアルで妻帯者ということを知っていじける独り身なクラインだったりするのですが…orz

さて、こんなに面白い本作ですがまだ書店ではどこも完売状態です。
ですがそろそろ重版分が出回ってくるみたいで、更に三版も刷ってるとか。
SAO好きなら読む価値は充分あると思いますので是非どうぞ。

:: 2012/10/12 金曜日::

■[ラノベ]ビーターなキリトとツン期のアスナ「ソードアート・オンライン プログレッシブ」1

ソードアート・オンライン プログレッシブ1 (電撃文庫)
著者/訳者:川原礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-10-10 )
文庫 ( 520 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

現在アニメ放映中の「ソードアート・オンライン」のアインクラッド編を補完する、
「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が始動!
今までの2,8巻の短編集で途中の階層に関するエピソードは語られていましたが、
プログレッシブでは1層からの攻略を順次書いていくみたいです。
ということは、1冊あたり2階層攻略するとなると全37巻くらいになりそうな気が…

中編2つと短編1つの計3部構成で出来ていますが、中編の一つ目である「星なき夜のアリア」は、
アニメ第2話の元となるエピソードになっています。
この頃のアスナは自暴自棄になっている上にMMO初心者丸出しなので、
デレ期に入っていて第一線で活躍している1巻当初とは違っていて新鮮ですよね。
このアスナがあんなにデレるんだ…、と思うと中々に感慨深いです。
キリトにクリームのせ黒パンを食べさせてもらってから料理に目覚めて、
遂には料理スキルをコンプするのほどになるとか、アスナさんはキリトに影響されすぎだと思うの。

しかし、初心者のアスナがMMOの知識を素直にスポンジのように吸収していくのに比べて、
妬み全開なクレクレ厨のキバオウが情けなくて呆れるよなぁ…
アニメに比べて説明が丁寧なお陰ででディアベルに対する印象は良くなったけど、
キバオウに関しては悪化した気がします。(笑
というかですね、アニメは何でアスナの入浴シーンを削ったのかと小一時間(ry

短編の幕間「ヒゲの理由」は割りとコメディしてて安心できましたが、
同時にキリトさんのヒロイン攻略組としてのスキルがこうやって磨かれていったのかと、
妙に納得させられましたね。(笑

もう一つの中編で2階層での出来事を綴った「儚き剣のロンド」はMMOでは定番の強化詐欺事件。
元々は昨年末から今年のはじめに掛けてサイト上で前編が公開されていたので、
ずっと後編である解決編を待っていたので、待ちに待った、という感じで読んでました。

どちらかと言うと圏内事件とかと同じミステリー仕立てな内容でしたが、
アスナが多少ツンケンしながらもキリトと一緒に居る状況にはニヤニヤしちゃいますね。
「コンプリートリィ・オール・アイテム・オブジェクタイズ」の時の静かに怒るアスナは、
あれはあれでそそるものがあると思います!
しかしシステムの深いトコを教えたキリトさんが、
後に逆にアスナから倫理コード解除を教えられるかと思うと感慨深いですね!(笑

PoHらしき人物が出てきたりと今後の展開の伏線(後付け?)を散りばめており、
これはこれで面白いので是非続いて欲しいけど、年一回刊行だと30年以上掛かりそうなので、
1冊当たり3階層分あっても良いんじゃないかな、と思います。(笑

:: 2012/8/29 水曜日::

■[漫画]ブラック・ロータス バカ一代「アクセル・ワールド/デュラル マギサ・ガーデン」1巻

アクセル・ワールド/デュラルマギサ・ガーデン 01 (電撃コミックス)
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-08-27 )
コミック ( 212 ページ )
作者サイト:イミ毛
作者twitter:笹倉綾人 (sasa_ayato)さんはTwitterを使っています

現在アニメ放映中のアクセル・ワールドの外伝作品がこの「マギサ・ガーデン」です。
先日までシャナのコミカライズを担当していた笹倉綾人さんが作画されているのですが、
これがまた中々良い作品でして!
しかし電撃大王は禁書目録、アクセル・ワールド、ログホラ、魔法科高校と外伝作品が多いですよね。(笑
しかもその内3作品が元はWeb小説だというのに奇妙な縁を感じます。

さて、この「マギサ・ガーデン」の舞台はハルユキたちが住む杉並も近い私立清美学院。
主人公は帰国子女にしてミニマムなボディでハイパワーな千明ちあき12歳(遅生まれ)
彼女の亡き兄が生前語っていたブラック・ロータスに憧れて現実で武者修行していたら、
清美に入学して勧誘された演算武術研究部でブレインバーストの世界にブラック・ロータスが居ることを知り…

マリみてのようなお嬢様学校でのバーストリンカーという刺激的な設定ですが、
原作のアクセル・ワールドと共通しているのか校内のイジメ問題がチョロチョロ出てきているので、
マリみてみたいに綺麗なだけの内容ではないんですよねー
まぁ、それらもパーフェクトマッチすぎるちあきの強さでの爽快感があるので、
原作とは一味違った面白さに仕上がっています。

演武研の痴女先輩な優子と、男装の麗人だけどクラスでは普通に美人な胡桃、
そしてロシア人とのハーフなリーリャとキャラクターの顔見せ的な1巻ですので、
それぞれの必殺技もまだ良くわかってないですし、そもそもちあきはブレインバーストに無知すぎるので、
これからの展開はまだまだ未知数だったりします。

時系列的に考えると原作で能美が入学してきた頃なので、
原作キャラたちと絡むのはまだまだだと思っていたんですが…
何かソッコーでアッシュさんが出張ってきてくれているので、
案外ハルユキたちが出るのも早いのかも…? と思わなくもないです。

まだまだ始まったばかりなので色々と未知数ですが、
それ故に期待値が高まらずにはいられないので今後も楽しみです。

:: 2012/7/12 木曜日::

■[ラノベ]キリトさん、流石フラグ立て男「ソードアート・オンライン 10 アリシゼーション・ランニング」

ソードアート・オンライン〈10〉アリシゼーション・ランニング (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 335 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

救急搬送されたはずのキリトが、転院先の病院で消息不明になり、
ALO内で緊急ミーティングを持つことになったアスナ、リーファ、シノンの3人。
リズとシリカがハブられて、裏表紙にしか出番がないのは少々可哀想ではありますが、
まぁ、これがキリトの正妻&愛人1号&2号とその他ヒロインとの隔たりということで…(ぉ

しっかし、恋する乙女は愛する男のためなら手段を選びませんね!
というか行動力やら度胸やらがホント半端ないです、アスナさん!
少ないヒントから正解を手繰り寄せ、遂にラース本拠地に乗り込み、
”アリシゼーション”の真相に迫るとか到底女子高生の手腕とは思えないですよ。
というか洞察力とかも含めてマジですごい。

そして凄いといえばアスナと二人でSAOをクリアしたキリトも、
木こりが終わってもトントン拍子でサクサク出世していくのも流石と言いますか…
むしろ整合騎士になる為に入った学院で先輩女性騎士とフラグを立ててるのも、
流石と言いましょうか…
これ、外のアスナが見てるんでしょうかね…

それはそうと、AWとリンクする内容が多くて中々ニヤニヤできますね。
作品的にAWの方が後に書かれたのでそちらと辻褄を合わせたんでしょうけど、
これは良い変更点ではないでしょうか。

しかし相棒のユージオはいいキャラなんですけど…
彼の青薔薇の剣はキリトの二刀流の為に使われるフラグとしか思えない…
死なないと良いなぁ…

:: 2012/4/16 月曜日::

■[ラノベ]おまわりさん、ロリハーレムを作っている主人公はこいつです!「アクセル・ワールド」11巻

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-04-10 )
文庫 ( 301 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

アニメも始まって原作も新章突入!
長かった「災禍の鎧」編も9巻で無事決着したけれど、
その裁定の場である七王会議で新たな高難易度ミッションを依頼されたハルユキ。
それは”銀”の特性が持つ故に期待された光学兵器無効の「理論鏡面」アビリティの習得だった…

表紙は妖艶な黒雪姫ですが、実質今回はロリ回です。(笑
生脚が眩しい小学六年生のニコと同衾したり、
健気で可愛いけど芯がしっかりしている小学四年生の謡のお宅訪問したりと、
ロリロリロリロリィー! な展開目白押しであります。

そして予想通り「理論鏡面」アビリティ習得が今回で終わらなかった訳なんですが、
まさかの新キャラ「ウルフラム・サーベラス」の登場とハルユキの敗北。
それからの原点に立ち戻ってのリベンジという展開は熱いモノがありましたね。
「理論鏡面」習得の為に議論したり試行錯誤したりするのも興味深く面白かったです。

しっかし、加速研究会のエゲつなさというか黒さがまた垣間見えてきましたねー
「ウルフラム・サーベラス」の隠された能力と背景とヒキが色々と凄いですし、
マンガンさんとコバルトさんの双子侍ちゃんも可愛かったですし、
続きが非常に楽しみなんですが、今回はサクっとキリが良いとこまで行って欲しい所です。

それはそうと、タングステンは英語でもタングステンだと思うんですが…
トリリードといい、案外凡ミスが多い印象がありますね…

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