本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/9/12 水曜日::

■[ラノベ]灼熱のハロウィン「魔法科高校の劣等生」7 横浜騒乱編(下)

魔法科高校の劣等生(7) 横浜騒乱編< 下> (電撃文庫)
著者/訳者:佐島勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-09-07 )
文庫 ( 344 ページ )

論文コンペを狙った外国からのスパイ活動を防いで一息つけたかと思ったら、
横浜でのコンペ当日に会場へスパイ集団が襲撃…、どころか横浜港から軍隊の侵略を受け、
大亜連合軍と国防軍との命を奪い奪われる戦争状態に。
そして達也は風間少佐の命令によって特務兵として参戦することになり…

はい、という訳で司波兄妹、特に達也の隠された実力が明らかになる7巻です。
九校戦で上官の風間少佐に「戦略誘導ミサイル」に匹敵すると例えられていたのも誇張ではなく、
事実たった一つの魔法で戦艦どころか基地ごと壊滅させる規格外っぷり!
エリカやレオも秘術を持って大亜連合軍の正規兵を戦車ごと叩き斬る俺TUEEEをやってくれましたが、
達也に関しては最早レベルが違いますよねー…

Web版に対しては大きな流れでは変更はないですが、ちょこちょこ補足的な説明が入っていて、
初見でもかなり判りやすくなってるなぁ、という印象です。
特に大きく変更されているのは、魔法協会支部に対しての終盤での奇襲は丸々追加分になりますね。
呂剛虎との総力戦が追加される事でDEBANが少なかった渡辺先輩にスポットが当たるようになってたり、
陳祥山が繰り出す奇門遁甲に対することで深雪さんの圧倒的な力量を見せつけたりと、
色々と改善されていて、読み応えが更に増していましたね。

今回恐ろしい力を魅せつけた達也の秘密諸々については次巻で明らかにされるはずです。
今回で伏線になっている3年前の沖縄戦の話も絡めての話になりますのでお楽しみに。
そして伏線と言えば、九校戦のラストで無頭竜の関東支部の面子を消した時に、
「Demon Right」と言ってたのも伏線になっていたのにお気づきでしょうか。
上巻でも戦略級魔法を開発した、と達也が地の文で言っていたりと伏線がかなり散りばめられていますので、
もう一度読み返すと更に面白いと思われます。

それと中断されてしまった論文コンペの内容ですが、これもしっかりとしていましたよね。
魔法という技術を使った上での科学的に有意な事例を考察している当たり、
作者の構成力、というか妄想力が半端ないな、と感じられる次第であります。

■[ラノベ]コミカライズ第一弾「魔法科高校の劣等生」1巻

魔法科高校の劣等生(1) (Gファンタジーコミックススーパー)
著者/訳者:佐島 勤 きたうみ つな
出版社:スクウェア・エニックス( 2012-09-10 )
コミック ( 181 ページ )

現在話題沸騰中の「魔法科高校の劣等生」のコミカライズの1冊目になります。
電撃大王の方が深雪さん視点の外伝に対して、これは達也視点の原作そのままのですので、
新規ファン向けの内容になっております。

作画はToHeart2のコミカライズ等をやっていたきたうみつなさんで、
林ふみのさんも構成で参加しています。
原作を忠実にコミカライズしていますが、
まさか原作のカラーピンナップの構図に似せてくるとは思いませんでしたよ。

冒頭は原作4巻の九校戦の深雪のピラーズブレイク第一試合から始まってインパクトを強めてますが、
物語自体は原作1巻の冒頭から忠実になぞっていて、達也と深雪の入学から服部との模擬戦までが収録。
割りと区切りが良いとこまでになっているので、1巻としては妥当じゃないでしょうか。

コミカライズされたことで原作だけではわからなかった所が色々と補完されているんですよね。
例えば一科生と二科生の諍いの時のそれぞれの立ち位置だったりと言った人物的な事の他、
設定をビジュアル的に補完することでより判りやすくなってたりとかね。
八雲師匠のビジュアルってあんなだったんだ…
そしてCADって「シーエーディー」って発音するんだ…
てっきり製図用のアレと同じく「キャド」って発音するものだと思ってただけに、
少なからず衝撃を受けましたですよ。(笑

ちなみに電撃大王でやっているコミカライズは来月発売ですので、
そちらの方もチェックしたら良いかと思われます。
どちらも深雪さんの可憐さと重度のブラコンがよく分かるコミカライズになっております。(笑
「魔法科高校の劣等生」はこれから間違いなく来る作品ですので要チェキですよー

:: 2012/7/13 金曜日::

■[ラノベ]ラブコメ成分大幅増量!「魔法科高校の劣等生」6 横浜騒乱編 (上)

魔法科高校の劣等生〈6〉横浜騒乱編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-07-10 )
文庫 ( 363 ページ )

「全国高校生魔法学論文コンペティション」のサポートメンバーに選ばれた達也が、
大亜連合からのスパイ兼テロリストたちに公私ともに被害に遭うのが今回のお話。

Web版ではやたらと硬派だった本作ですが、
担当の三木さんの手腕か、今回もラブコメとお色気成分が増量されており、
そういった方面が好きな私としては大変ニヤニヤできる次第であります。
しかし、まさかエリカの半裸姿を拝めることが出来るとは…
案外エリカはお色気要員なのか…?

もちろん硬派な加筆も大幅に入っており、
特に大亜連合からのスパイ集団とかWeb版では描写されてませんでしたからね。
白兵戦のエース級のバトルとか中々に唸らされるものがありましたよ。
しかし千葉修次って本当に強かったんですね…
妹のエリカの尻に敷かれているだけのイケメンじゃなかったんだ…(ぉ

ただ、今回は九校戦の時と同じく達也本人の活躍は少なめです。
下巻では本領を発揮しまくりなので再来月までお待ちいただくしかない訳ですが…
達也の無双っぷりは九校戦の時以上ですので、
今から期待を高めておいても充分報いることが出来るかと思います。

Web版既読者の私ですけど、上巻でのこの書き下ろしの量を考えると、
下巻も十二分に楽しめそうです。
うーん、それにしても白兵戦無双な呂剛虎って…、どう考えても当て馬だよなぁ…

余談。
FLTが四葉の名前そのまんまなのに何でみんな気付かないんだろう…?
とか思ってましたけどその理由がスパイの人たちにより明らかになりましたね。
なるほどなぁ…

:: 2012/4/12 木曜日::

■[ラノベ]司波深雪女王陛下のご降臨「魔法科高校の劣等生」5巻

魔法科高校の劣等生 5 夏休み編+1 (電撃文庫 さ 14-5)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキー・メディアワークス( 2012-04-10 )
文庫 ( 366 ページ )

今回は短編集ですが時系列的には4巻の続きになっていて、
九校戦のその後の各人の夏休みの過ごし方と、
新学期に入ってから始まる生徒会選挙の話で構成されています。

「夏の休日」
達也たち1年生組が雫の家のプライベートビーチまで遊びに行って、
恋する乙女なほのかが頑張って、達也が深雪との板挟みになるお話。
こちらはWeb版で読んでたんですがおっぱいポロリのアクシデントが変更されてますね。
それはそうとここに挿絵が入ると期待していた読者は私だけじゃないと思う。(笑

達也の秘密に少し触れてますが、ここら辺は横浜騒乱の次のシリーズで明かされると思います。

「優等生の課外授業」
1巻から良いトコなしの森崎くんが頑張るお話。
まぁ、森崎って名前自体が呪われてるという…(キャプテン翼脳
何だかんだで知らぬ所で達也の行動の余波を食らってるトコに運命を感じます。(笑

「アメリア・イン・ワンダーランド」
九校戦でチョコっと出番があったアメリアこと明智英美の実家のお家騒動に、
遊びに行った先のテーマパークでバイトしていたクラスメイトの十三束が巻き込まれて…
というお話。
留学関連の話も出てきましたが、実はこれはかなり先の伏線だったりします。

「友情と信頼とロリコン疑惑」
これは書き下ろしで、三校の一条と吉祥寺のホモップルの話です。(ぉ
ロリコン云々よりもこれはホモホモしいと言いましょうか。
うむ、一条×吉祥寺だな。

「メモリーズ・オブ・サマー」
こちらも書き下ろし。
深雪と達也の夏休みでの甘いラブっぷりが綴られています。
というかこの二人は本当に隙がないカップルですよね。
まぁ、実の兄妹なんですが、だがそれが良い…

「会長選挙と女王さま」
夏休み明け、生徒会役員の選挙が行われることになるんだけど、
有力な会長候補であるはずのあずさが性格もあって中々立候補してくれなくて…
とまぁ、生徒会の選挙でこちらはほぼWeb版と一緒ですね。
見所は七草会長のお風呂シーンの挿し絵ですね!(ぉ
それと深雪さんの女王様っぷり。

さて、次回からは「横浜騒乱」編に入りますが、多分2~3巻構成になると思いますが、
この後半では達也のTUEEEっぷりが半端無いので期待したいところであります。
しかし初秋発売かー… 遠いなー…

:: 2011/12/11 日曜日::

■[ラノベ]司波兄妹の快進撃!「魔法科高校の劣等生」4 九校戦編(下)

魔法科高校の劣等生 4 九校戦編 下 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:角川グループパブリッシング( 2011-12-10 )
文庫 ( ページ )
作者サイト:佐島勤

無事に5巻も発売されることが決まった「魔法科高校の劣等生」ですが、
帯によると深雪さんが主人公のスピンオフ「魔法科高校の優等生」が、
電撃大王で連載開始されるようでめでたい限りです。
しかし、電撃大王はログホラ、AW、劣等生とWeb出身ラノベのコミカライズコンプリートですな。

という訳で本編は九校戦の後半、ということで達也の活躍もここからが見せ場!
エンジニアとしての実力は他校どころか自校の先輩からも度肝を抜くをバケモノっぷり。
次々と作り出す力量もさることながら、作戦を生み出す参謀としての能力も破格なもの。
それだけじゃなく、補欠として出たモノリスでも八面六臂の活躍で、
若干たまっていたフラストレーションも一気に解消ってなもんですよ。
勿論妹の深雪も新人戦では敵無しだし、本戦でのミラージバットも、
達也の全面的なバックアップで最高の活躍を見せてくれたし、
この二人は読者を本当に魅了させてくれますよね。

他のキャラクターの活躍もめざましかったですが、
十文字先輩の存在感はかなり凄いものがありましたね。
というかこの人本当に高校生なのかと問い詰めたいものが。(笑

また、摩利と真由美の先輩コンビは良い味出してましたね。
主に達也と深雪の実力に驚く要員として。
個人的には術式解体で驚くシーンに挿し絵が欲しかった所なんですが、
残念ながらなかったので私の脳内イメージを元に作ってみました!

知っているのか真由美!?

私の中ではまさにこんなイメージ。(ドヤァ

基本的にWeb原作から大筋は変わってませんが、細かい所で表現が変わってたり、
判りにくかった描写が補完されてたりと良い改変ばかりでしたね。
5巻では2本の短編書き下ろしがあるとのことですので、
原作既読組にも楽しみがあって嬉しい限りです。
いつ頃発売されるのか判りませんが、期待して待っていますよ。

:: 2011/11/12 土曜日::

■[ラノベ]温泉シーンが追加…、だと…!?「魔法科高校の劣等生」3 九校戦編(上)

魔法科高校の劣等生〈3〉九校戦編〈上〉 (電撃文庫)
著者/訳者:佐島 勤
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-11-10 )
文庫 ( 438 ページ )
作者サイト:佐島勤

学内でのテロリスト襲撃事件が終わってしばらく経ってはじまる九校戦。
全国9校の魔法科高校が一堂に会して行われる魔法を用いたスポーツ大会。
一般の見学者も多いということを考えると、
現実における甲子園が近いのではないでしょうか。

今回はWeb版から結構変えてきてるのでWeb版読者の私も楽しめましたよ。
具体的にはエリカが旧世紀の遺物であるブルマを穿いたり、
九校戦のホテルで一年生選手女子が温泉に入ったりとかね!
そこにきっちりと挿し絵を組み込んできたり、
流石は商業ライトノベル誌、あざとい。
良いぞ、もっとやれ!(ぉ

九校戦は成績上位陣が選ばれるので一年生から深雪は当然としてほのかや雫も。
そして達也はCADエンジニアとして参加するんですが、
ここで達也が戦闘力だけでなく、エンジニアとしてのプロの一線で活躍している裏もあって、
中々に興奮する展開になっているんですよね。

ただこの上巻は活躍するのは先輩陣ばかりで達也たちの出番はまだまだ。
もっとも下巻では達也の反則級のエンジニアっぷりと戦闘力が発揮されるので、
今からその活躍が楽しみでたまらないですよ!
既読な私でも挿し絵が入るのが楽しみですし、
今回みたいな良い改変があるのかも気になって来月が楽しみです。
原作未読な人にとっては九校戦の裏で策謀する国際犯罪シンジケートとか、
色々気になるのではないでしょうか。

しかし、Web版を考えると下巻は更に厚くなりそうだなぁ…
多分500ページ近くいくんではなかろうか。(笑

HTML convert time: 0.125 sec. Powered by WordPress