本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2012/2/12 日曜日::

■[ラノベ]キリトさん木こりデビュー!「ソードアート・オンライン 9 アリシゼーション・ビギニング」

ソードアート・オンライン〈9〉 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2012-02-10 )
文庫 ( 405 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

Web連載版の中でも屈指の人気の章に入るとのことで発売前から楽しみにしてたんですが、
まさか初っ端からキリトさんが11歳になって木こりしているとは思いもよりませんでした。(笑
まぁ、それもこれも話の前振りだった訳なんですが、
前振りにしても長いですよね、ホント…
まさかプロローグだけで200ページ使うとは思いませんでした…

今回の主人公は巡り廻ってキリト。
舞台は現実世界でもVR世界でもない”アンダーワールド”
あの怪しい公務員の菊岡さんからの紹介で始めたバイトで試用したSTLの接続先にある、
現実と変わらない世界で一から始める冒険譚の序章がこの9巻です。

それにしてもキリトってばマニュアルも目標設定がない中でも、
口では色々言いながらも手探りでそれでも前に進もうという姿勢は流石ですね。
ユージオとの友情を育んでいるのを見ると、
SAO1巻でクラインと一旦別れた後悔を繰り返さないように応援してしまったりも。

また、痛覚が厳然と存在する世界での戦闘に初めは戸惑うものの、
守る為の決意をしてからの覚悟の決めっぷりはカッコイイですよね、ホント。
キリトさんぱねぇ。

しかし、しばらくはこのアンダーワールド編になるということはアスナとかの出番はないのかな…?
まぁ、キリトさんのことですから行く先々で可愛い女の子を助けて回るでしょうし、
何より一からの成長っぷりを新鮮さを持って見せてくれると思いますので続きに期待です!

…とはいえ続きが初秋発売ってことでまた半年くらい待ちそうなんだよなぁ。
AWのアニメが4月からだからそれに合わせたスケジュールなんだろうけど。
うーむ、待ち遠しいです。

:: 2011/12/12 月曜日::

■[ラノベ]表紙と本文に関係ないけど、これはこれで良し!「アクセル・ワールド10 ―Elements―」

アクセル・ワールド 10 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:角川グループパブリッシング( 2011-12-10 )
文庫 ( ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

今回は短編集でそれぞれが時系列がバラバラだし、
最後の「バーサス」に至ってはお祭り企画なわけでかなり無茶やってるんですが、
そのどれもがいつも通りに面白くて満足できましたよ。
まぁ、表紙から内容をちょっと期待したら見事に肩透かし食らった訳なんですが。
Oh…、フーコさんのわがままボディの水着姿を堪能したかったデース。

一本目の「遠い日の水音」はまだ黒雪姫が入院していた頃、
タクムに教導されてレベル2になれるだけのポイントが溜まったハルユキが、
うっかりレベルアップしてしまって残りポイントが8にまで落ち込んだ話。
そして加速世界でただ一人「用心棒」というロールプレイをしている人に、
ポイントが安全圏まで上がるまで護衛してもらうんだけど、
その「用心棒」のアクア・カレントはカラー不明でしかもレベル1で…

という、MMOをやった人ならたまに見かけたと思うスーパーノービスな人が登場。
しかもハルユキの女性遭遇率の高さからご本人ともまさかのご対面。
まぁ、性別不詳だけどハルユキが出会うんだから女性に違いない!(キリッ
途中で「もしかして?」と思ったけどフーコさんたち同じエレメンツっぽいので、
バッチリ再会フラグが立ってるのは美味しいですね。
それにレベル1といことは「四神」のレベルドレイン攻撃食らってる可能性が高いですしね。

そして二本目の「最果ての潮騒」は翼を失ったハルユキと離れ、
沖縄に修学旅行に来ていた黒雪姫が沖縄で奇跡的に遭遇した加速世界の住人たちの話。
都心の小学生の間から広がったバーストリンカーの発祥からして、
僻地ではありえないと思っていたバーストリンカーの存在に驚き、
そして純真な2人の少女の在り方にジュースを噴き出す程に驚く黒雪姫が新鮮でしたね。

しかし、2人の少女の師匠のクリムゾン・キングボルトは美味しいキャラだなぁ。(笑
名前からして「トゥルル…」な二重人格のボスの能力かと思いきや、
ネジ版グレンラガンなのには笑わされましたよ。(笑
あれで結構強いのはちょっと反則じゃなかろうか。

それにしても加速研究会ってのは色々やってるんだなぁ。
神獣テイムは9巻で出てきたアレの伏線でもあろうけど。
まぁサルファ・ポットに関しては結構小物臭が強いですけどね。
うーん、これは如何にも子供な予感。

最後の「バーサス」はまさかのSAOの主人公キリトとのクロスオーバー
キリト VS シルバークロウという時空を越えた主人公同士のデュエル!
いやー、お互いよく判ってないけど認め合い熱く戦うのは面白いですねー
どちらの主人公もキャラ立ってるし満足の内容でした。

アニメ化も決まったし今後の展開が楽しみですよ。
うおー、早く来年の春よ来い!

:: 2011/10/17 月曜日::

■[ラノベ]ハーレム要員追加でオレ様メガラッキー!「アクセル・ワールド9 ―七千年の祈り―」

アクセル・ワールド〈9〉七千年の祈り (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-10-08 )
文庫 ( 379 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

何やらアニメ化するそうで、ファンとして嬉しい限り。
しかも制作がサンライズということで期待値も高まりますよ。
アバターはタイバニみたいにやっぱり3DCGなんでしょうか。
こりゃー、動きまくるバトルが期待出来そうです!

さてさて、6巻から続いた「『災禍の鎧』浄化作戦」編もやっと終結!
いやー、レイニー止め3連続が終わって胸中は安心感でいっぱいです。(笑
アニメになったらこれだけで1クール持たせられるくらいの分量ではないでしょうか。

そしてこの9巻ではヒロインが新(?)登場するわけですが…
8巻の予想が大当たりでしたね! 性格は全然違ったけど!
ガイコツのヘルメットがかわいいという感性もギャップ萌えできますし、
何より自分がモテるなんて信じられないハルユキに対して、
誤解のしようもないシンプルでストロングな告白をかますという、
その真っ直ぐさに好感度がビンビンに上昇ですよ! ヒャッハー!
彼女の加入でシリアスな展開にもコメディ要素が入って大変楽しかったです。

しっかし、シリアスな展開に入ってましたが序盤の鉄拳とのバトルは不要だったんじゃ…
まぁ、拳などで語るのが当然と思っているプレイヤーが多数を占めてるからなんだろうけど、
ブレインバーストプレイヤーはコミュニケーションをもうちょっとした方が良いと思うの。
じゃないとチートな大人集団(と思われる)加速研究会に良いように弄ばれるだけじゃないかな、と。
それにしても本当に川原礫作品の悪役は非道だな!
きたない、さすが加速研究会きたない。

それにしてもヒロイン勢が充実しまくりで素晴らしいですね。
幼馴染のチユ、優しいけど怖い師匠、ロリな謡、真っ直ぐな妹属性のリン、
そして本命の才色兼備だけど料理下手なのが判明した黒雪姫先輩と、
アニメになったら間違いなく「ブヒー!」と言われること間違いなしですよ!
そんななヒロインたちによる嫉妬イベントは大変美味しゅうございました。
もうこのままキリトさんみたいに一千倍に加速した世界での重婚エンドで良いのではないでしょうか。(笑

まぁ、まだまだ伏線が山盛り状態なので次回移行にも期待です。
ただ刊行ペースが崩れて次回はSAOじゃなくてAWの短編みたいなんですよね。
うーん、これもアニメと時期を合わせるとかなのかなー
何はともあれ次巻も楽しみです。

:: 2011/8/24 水曜日::

■[ラノベ]武士道とは美女を口説くことと見付けたり「ソードアート・オンライン」8巻

ソードアート・オンライン 8 (電撃文庫 か 16-16)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキー・メディアワークス( 2011-08-10 )
文庫 ( 416 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

2巻以来久しぶりの短編集なのですが、むしろ中編集とでも言えるボリュームで、
SAOでキリトに対してまだデレてないアスナが見られるミステリー仕立ての「圏内事件」
長編6巻と7巻の間のALOでの聖剣エクスキャリバー獲得イベント「キャリバー」
そして、SAOに囚われた直後、レベル1だったキリトが遭遇した初めてのイベント「はじまりの日」
になっているんですが、「圏内事件」と「キャリバー」は実はWeb発なんですよね。
作者のサイトでイベント的に公開されていたモノで、
私も「キャリバー」は昨年末から今年に掛けてリアルタイムで読んでました。

3つとも長編7巻までの時点からで言うと過去の時系列なので、
逆伏線とで言うものが散りばめられているんですよね。
キリトが紹介した偽ラーメン店でアスナが「いつか必ず醤油を作る」と決意したり、
赤眼のザザが「今度は俺が馬で追い回す」とキリトに啖呵切ったりと色々あるんですが、
やはり一番はキリトがアスナに対して結婚前提の発言を冗談で言う所ですね。
いやー、慌てるアスナが可愛いったらなかったです。

まだデレ始めて間もない、というか昼寝イベント直後なので正にここからの状態なんですが、
キリトとの待ち合わせに気合いの入った私服姿を見せてくれたりと、
恋する乙女心の片鱗が見えるのが良いんですよねー
まぁ、作品のノリ的にちょっと暗めの話なので、そういったイベントは輝いてましたよ。
「はじまりの日」と「圏内事件」はデスゲームの最中なので、
MMOに見られる人間の汚い所とかが如実に出てくるのでやるせない気持ちになるんですよねー

それに対して「キャリバー」はコメディ色が強くて快活に笑える内容と言いましょうか、
むしろ「クラインさんかっけぇ!」のお陰でかなり笑えます。
いやー、ハーレム主人公なキリトのパーティーに居ても全然OKですよね、クラインって。
何というか愛すべきアホと言いましょうか。
NPCだろうが本気で口説こうとするクラインは立派な漢だと思います。

しっかし、やはり挿絵が付くと破壊力が違いますね。
特に「キャリバー」ではその活躍共々シノンが光ってましたよ。
あの満面の笑顔は最強でした。
いやー、シノンさんマジぱねぇっす!

:: 2011/6/11 土曜日::

■[ラノベ]エンドレスコンティニュー「アクセル・ワールド 8 ―運命の連星―」

アクセル・ワールド〈8〉運命の連星 (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-06-10 )
文庫 ( 331 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:天才卓球少女
絵師twitter:HIMA (himapo) on Twitter

まさかとは思っていたけど、本当にまさか「つづく」で終わるとは思ってませんでした…
アレですかね、「オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな。このはてしなく遠いAWをよ…」
とでも言えば良いのでしょうか…!
いや、まぁ、面白いんですけどね!

ハルユキとタクムの幼馴染み対決も良いトコで終わってたんだけど、
まだまだ美味しいトコは見せてくれない展開が続いてフラストレーションが溜まって溜まって…!
夢の中で辿り着いた中央サーバーでの話とか、伏線が張られまくりなのに、
中々回収されないっていうのはホントもどかしいです。
その分、ハルユキの第二段階の心意が顕現したりと爽快感があるにはあるのですが…

もどかしいと言えば、リードことトリリードテトラオキサイドもそうですね。
現実世界の皇居が存在する帝城のみに出現するという時点でピンときましたが、
心意技の名前が「天叢雲」とか、どう見ても皇族じゃないっすか!
良いのかな-、大丈夫なのかなー
変な団体に難癖つけられないことを祈ります。(ぉ

アッシュの本体も出るかと思ったけど肩すかしで、その上ウワァアアアな展開だし、
本当にフラストレーションが溜まりまくってるので是非9巻こそはお願いしたいです!
それはそうと、アッシュの中の人ですが実は女の子じゃないのかと疑っています。
親がフーコさんだし、バイクに入れ込んでるから脚に障害がある繋がりじゃないかとか、
みんなが「彼」と呼んでるのにフーコさんはそう名言してないだとか、
スカルフェイスのメットの下が繊細だとか色々と揃ってますからね!
次回はそこら辺も判明してくれると嬉しいのですが…(笑

:: 2011/4/17 日曜日::

■[ラノベ]小さく気高き最強の剣士「ソードアート・オンライン」7巻 マザーズ・ロザリオ

ソードアート・オンライン〈7〉マザーズ・ロザリオ (電撃文庫)
著者/訳者:川原 礫
出版社:アスキーメディアワークス( 2011-04-08 )
文庫 ( 305 ページ )
作者サイト:WORD GEAR
作者twitter:川原礫 (kunori) on Twitter
絵師サイト:-アベシバ- abecのイラストブログ
絵師twitter:BUNBUN (BUNBUN922) on Twitter

死銃事件より数週間、平和なALOで起こったちょっとした事件。
PvPで数々のプレイヤーを圧倒し、あのキリトをすら退けた「絶剣」
その噂を耳にしたアスナは興味を持ちその対戦場に赴くと、
そこには黒曜石のような細い直剣を持つ、小さな少女剣士ユウキが居た…

今回はキリトではなく、アスナが主人公の物語。
ギルド「スリーピング・ナイツ」のリーダーであるユウキを軸に、
彼女が何を思い、何を志し、ALOを駆け抜けたのか綴られています。
その小さくも気高い生き様にアスナが感化され、成長していき、
ユウキが残した掛け替えのないものが確かに存在するのだと思わされます。

キリトは表紙でもそうだけど裏方役で、目立った所はないんだけど、
見せる所は魅せてくれて、シリーズ通しての主人公っぷりは流石でした。
アスナもその大規模ギルドの元幹部の実績を活かしながら、
その内面のもろさも同時に見せてくれて更に魅力的になったような気がします。

VRMMOとしてのバトル要素は少なめになったけど、
主役交代で、また違った側面の面白さを見せてくれた7巻でした。
死銃編の終盤もそうだったけどVRMMOを中核としながらも、
それだけに留まらないのは凄いと思わされます。

余談ですが、アスナとキリトの初デュエルは作者の同人誌で発表されています。(しかも漫画で)
2月のティアで総集編が出たので読んでる人も多少はいるのではないでしょうか。
更に余談ですが、キリトの2本目の剣である聖剣を手に入れたエピソードに関しては、
昨年末から今年の上旬までの年末限定企画であった「キャリバー」で書かれてました。
これはその内、短編集にでも収録されたりするのかな?

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