本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
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:: 2015/3/19 木曜日::

■[漫画]マジカルミラクルへーんしん「侵略!イカ娘」19巻

表紙は梅雨で巻頭カラーはホワイトデーで、
本編はいつも通りの夏真っ盛りという、
季節感が全く統一されてなさ!
うん、これでこそ「侵略!イカ娘」だな!

イカ娘も19巻という長期連載に入ってきましたが、
19巻にして1巻でやったのと同じ壁破壊ミスをするあたり、
実は全く成長していないのではないかという疑問が出てきますが、
破壊されて出来た穴をギミックにもう一話作ってくるあたり、
安部先生は成長しているのではないでしょうか。
デジタル作画になったしね!

そして今回成長というかキャラの変化が著しいのが、
マジカルミラクルへーんしん、な渚でしょう。
まぁ、イカ娘の侵略という設定に拘っている事から判るように、
設定に厳格な所は変わってないと言えるのかも。

そう言えばイカ娘の腕輪のギミックですが、
久しぶりにきちんと使われてましたね。
それが相撲に活かされるとは思いませんでしたが、
それ以上にイカ娘でバチバチが見られるとは思いませんでした。

それにしても母親にハブられて千鶴さんと一緒にいられない悟郎…
憐れ…

:: 2015/2/11 水曜日::

■[漫画]当たり前のことをひとつひとつ「弱虫ペダル」38巻

2ヶ月毎に新刊が出るとかハイペースすぎますが、
漫画の中でのロードレースもハイスペースです。
山岳賞を獲るために箱学が出した天才・真波がハイペースでヒルクライムし、
凡人・手嶋がそれに必死で食らいついていく展開が熱い!

真波のライバルである坂道は相変わらず他チームから執拗にブロックされていますが、
あのどこまでも愚直な坂道が最後まで最後尾に甘んじている訳がありません。
手嶋の奮闘と言葉を胸に、第2期主題歌をヒメヒメ歌いながら一気に追い上げる展開が熱い!
そしてそんな坂道を邪魔しないようにクライマーを出してないチームが、
みんな前を開けてくれるのが面白かったです。
陸上競技等で使われる「バンフライ」に近いモノだと思いますが、
普通は自転車競技でありえないですよね。
でもまぁ、少年漫画だしこれくらいの嘘は面白いから良いと思います。

坂道も熱かったけど、やはり一番熱いのは手嶋ですよ。
才能と実力、どちらの面でも真波には及ばないし、
実際真波はそれをナチュラルに認識しているから上から目線で話してますよね。
それでも諦めずに食らいつく手嶋を見てると応援したくなります。

真波はまだまだ余力がある中、必死で集中力を切らさないように全力で喰らいつき、
それでもふと集中力が切れて気絶しそうになる手嶋の姿には共感してしまいます。
でも、だからこそそこから不屈の精神で前へ前へと進む姿が格好良いです。
泥臭くても良い。
全力を振り絞る姿は才能の有無と関係なく格好良いです。

さて、次巻でついに山岳賞が決まります。
そしてそれだけでなくゴールも間近です。
昨年と同じくゴールのみに焦点を絞ってきた京都伏見もいますし、
まだまだ波乱が待っていると思われるので続きが楽しみです。

:: 2014/12/12 金曜日::

■[漫画]委員長のターン!「実は私は」9巻

実は私は 9 (少年チャンピオン・コミックス)
著者/訳者:増田 英二
出版社:秋田書店( 2014-12-08 )

Kindle版:実は私は (1)
Kindle版:実は私は (2)
Kindle版:実は私は (3)

Kindle版:実は私は (7)
Kindle版:実は私は (8)
Kindle版:実は私は (9)

朝陽への想いが溢れ出して思わずキスしちゃった白神さん。
しかしそこから素直にラブに行くかというかとそうは問屋が卸さない。
女の子同士の宣戦布告合戦があったと思いきや、
いきなりみかんへの福の神が多数舞い降りる展開だったりと、
ラブとコメディのミルフィーユ仕立てっぷりが凄い。
これでこそ「実は私は」だよなぁ。

そのコメディの極地が帯にもなっているメイドあかりん回でしょう。
まさかの花嫁修業でのメイド喫茶勤務する高校教師がいようとは…(笑
特に朝陽の「御自らのご意志でしたか!!」という台詞は、
この作品でも屈指の笑えるモノだと思います。
しかし、巻末描き下ろしにまでメイドあかりんが出てくるとは…
想像以上に人気だったのか、ただの作者の趣味なのか…
そこの判別は難しいな…

そしてラブ展開ですが、今回は委員長が頑張ってましたね。
対抗してみかんも気張ってたので二人の恋の鞘当て…
というにはちょっとコメディ色が強かったけど、
何にしてもメインヒロインを放っておいて良いラブ寄せでしたよ。
修学旅行というシチュエーションが良いスパイスになっていたと思います。

頭が光りまくりの委員長がどういった行動に出るのか
それに対して白神さんがどういったリアクションを取るのか。
今から10巻が楽しみですね!

:: 2014/12/9 火曜日::

■[漫画]負けた痛みを知っている仲間たち「弱虫ペダル」37巻

インターハイ初日、箱学の銅橋と総北の鏑木とのスプリント勝負!
お互い一歩も譲らない勝負は非常に熱かったですが、
それ以上に敗れた鏑木に対する仲間たちからの声が熱かった…!
「見てたぞ」というただその一言なんだけど、
そこに込められた想いを考えると胸が熱くなります。

鏑木はどちらかというと勝負は常に勝ち続けてきた側なので、
負けたことがある気持ちというのを、この時初めて思い知ったのでしょう。
昨年のインターハイ初日でスプリントを獲った田所が負け続けてきた男だっただけに、
好対照なスプリンターだったということでしょう。
そう考えると鏑木はここで敗れたことで、今後の更なる成長が見込めますよね。
鏑木はまだ一年生なのでまだまだ期待出来ます。

そして中盤からは他校から徹底的にマークされて最後尾になる坂道が辛い。
レースで勝ち続けてきた鏑木とは逆に、レース経験が少なく負け組だった坂道だけに、
そういった「他人から警戒される」という経験値が非常に低かったが故に、
このような事態に陥ったということでしょう。
手嶋がそういった経験を坂道に積ませなかったのは失敗だけれど、
そもそもそういった経験は練習で積ませることは難しかったのでしょう。
坂道の性格から考えるとそういったことを事前に言ったらテンパるでしょうし、
直前にアドバイスをするのが精一杯だったんでしょう。

しかしここで手嶋が出るとはなぁ…
周囲からは身の程知らず、どころか「誰それ?」と言われながら、
真波からも天然で上から目線で見られながらも、
愚直に努力する手嶋が泥臭くて格好良いです。
「負けたことがある気持ち」を誰よりも経験してきた凡人・手嶋なだけに、
頑張って欲しいですね。

それと、この37巻ではカバー裏に描き下ろしのイラストが描かれています。
カバー下どころかカバー裏というのが凄いですが、
確かにここに描かれたら漫画喫茶とかでは読めないですしね。
面白い販促方法もあったもんだと思います。
まぁ、渡辺航さんの作画量が増えるので大変かと思いますが、
月産100ページ超えの渡辺航さんですから、
一枚イラストが増えても誤差の範囲だと思えるようになってきました。(笑

:: 2014/11/10 月曜日::

■[漫画]デジタルじゃなイカ「侵略!イカ娘」18巻

いつまでも飽きないこの味わいは正にスルメ。
読めば読むほど面白さが染み出てくるみたいと言いましょうか。
今回はモブ以外の新キャラ登場もないんだけど、
相変わらず飽きること無く面白く感じてしまいます。

表紙のイカ娘の物悲しい姿の真意は収録されている話から分かりますが、
イカ娘って人恋しくて泣いちゃうくらいに寂しがり屋なので、
こんな顔になるのも仕方ないかな、と。

そして今回の巻頭カラー漫画は秋のネタです。
本編はずっと夏なので巻頭カラーはいつも新鮮ですが、
イカ娘は変わらずイカ娘なので、
そこは安定感がありますね。

この18巻で好きなエピソードはプール回でしょうか。
ずっと海の家が舞台なのにプールに来るという意外性!
そして恥じらう千鶴さんの水着姿という珍しさ!
ヘタレな悟朗のほんのちょっとの勇気!
そこが妙に心をくすぐられるというか。
そう言えば、千鶴さんは自動車との衝突回避術を見る限り、
飛び込み台とか余裕っぽいんだけど、
やっぱりそこは悟朗を立てたのでしょうか。
いや、人外っぽい所を恥じらったのかもしれない。
何より今回は水着姿だしね!

そう言えば看護師さんの名字って白椙さんっていうんですね。
確かにトーンとかベタとか楽そうな白いキャラだしなぁ…
まさかそんな外見だから白椙なんていう名前を付けたんだろうか。
イカ娘という安直なネーミングセンスを考えるとありえるな…!

そう言えばあとがきによるとデジタル作画の移行したみたいですね。
いつまでも変わらないようなイカ娘ですけど、
常に新しいことにチャレンジする姿はカッコイイと思います。
このまま20巻の大台に入っていって欲しいです。

:: 2014/10/9 木曜日::

■[漫画]怪物 vs バカ「弱虫ペダル」36巻

坂道にとっては二回目のインターハイ。
初日の勝負はまずはスプリンター同士の対決!

ということで、箱学のスプリンターの銅橋の実力が開陳!
いくら主将になったからとはいえ、アブな泉田が出ずに、
代わりを任されることからある程度察することができましたけど、
正に怪物な活躍でしたね!

とはいえ、これだけ怪物なら去年出てもおかしくないかと思ったんですが…
去年一年生だったという以上に、体育会系な部の雰囲気に潰されかけてたとは…
あの福富が主将でもこういうことが起きるんだなぁ。
大人数の部活はそれはそれで面倒なことが多そうだ。

でもそこを拾い上げる泉田は流石は変態というか。
変態は変態を知るということか…!

そして鏑木ですが、まさかここまでバカとは!(笑
バカはバカでも愛すべきバカですね!
操縦は大変だろうけど、青八木には頑張って欲しいとこです。

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