■[漫画]痴話喧嘩のちハッピーエンド「世界の果てで愛ましょう」8巻
世界の果てで愛ましょう (8) (電撃コミックス)
著者/訳者:武田すん
出版社:アスキー・メディアワークス( 2013-06-27 )
コミック ( 194 ページ )
作者サイト:たけだ動物園
命懸けで命を助けた異世界の王子様に無理矢理性転換させられて求婚されるという、
初期設定からハチャメチャだった物語がハチャメチャなまま綺麗に完結しました!
獣の姿に変えられた王子に涼馬が言った一世一代の告白を、
見事に忘れてしまっていた王子に怒って勃発した痴話喧嘩。
素直になれない二人が周りの友人や兄弟たちを巻き込み、
相変わらずの騒動を繰り広げるんですが、
異世界では威厳がある態度を取るけど、涼馬のご機嫌を伺う時は柱の陰からコソコソするという、
涼馬以上に乙女なトコを見せる王子のコメディっぷりとか、もはや様式美に見えますね。(笑
涼馬と王子以外の面々もハチャメチャで、
祐二はタイタニアの旅館で鍛えられたのかやたらハイパワーになりつつも、
身分を捨てて恋に生きる王女様には相変わらずタジタジなトコが面白いです。
それと、王子の臣下たちも脇役ながら良い味出してるんですよね。
涼馬が下手な変装で潜入したらその意を汲もうと影ながらフォローしたりね!
最後のエピローグで涼馬が平穏な生活を送れているのも、
その臣下たちがしっかりとフォローしているんだろうなぁ、と思います。
今回はページがギリギリになってるんで描き下ろしがないかなー、
と思ってたんですが、カバー下にはきちんと描かれてて嬉しかったです。
特に今回はエピローグとして貴重かつ重要ですので、
カバー下まで読んでこそと言えましょう!
私が性転換ネタ好きだということを差し置いても良い漫画でした。
次回作にも期待したいトコであります。
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